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KBSの海外ネット放送

民団と事業協力で調印



KBSの金仁圭特任本部長(左)
と調印を交わし固い握手をする
金宰淑民団中央団長(右)

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「ハンターネット」
民団新聞の情報提供へ

 韓国放送公社(KBS)は11日、海外インターネット放送事業の「ハンターネットJAPAN」の開局式を東京都内のホテルで開き、民団との間で在日同胞ネットワークの強化のための協力合意書に調印した。「民団新聞」をはじめとした民団の活動をハンターネットに提供し、同ネットのホームページ上でKBSニュースや海外同胞のニュースを海外550万同胞をはじめ世界に発信しようというもの。インターネット放送は今年2月の米国での開局に続く2番目で、9月にはオーストラリアにも開局を予定している。

 関係者や内外の報道陣200余人が参加した開局式でKBSの金仁圭特任本部長は、「在日70万同胞と韓日両国を結び、国境を越える時代に、理念を超えた和合を図りたい。2002年W杯をはじめ韓日両国間の文化的、経済的役割を果たす」と抱負を述べた。

 崔相龍駐日大使は「情報とは開かれた知識のこと。21世紀はIT革命の時代と言われているが、そこに知識のKを入れて、知識の裏打ちのあるKIT時代にしなければならない」と指摘した上で、「在日同胞という特殊な立場を利用して南北の和解に努めよう」と激励した。

 民団中央本部の金宰淑団長は、開局を機に在日同胞と日本人と本国の同胞を結ぶネットワークを強化し、民団の諸事業を韓国国内のみならず海外同胞にも伝えていくよう求めた。日本貿易振興会の横川浩理事は、韓国から日本への99年の投資額が98年比で六倍増であると紹介し、外国企業と日本企業のサイト上でのリンクなど、ビジネス情報のサポートを期待すると、祝辞を述べた。

 調印式の後、同ネットの金基琥社長が韓国語、日本語で対応できるインターネット機能などについて紹介し、金特任本部長が開局を宣言した。同ネットのアクセスは(http://www.hanternet.co.jp)

(2000.08.23 民団新聞)



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