| 「扇の舞」や「サルプリ」などで ホームのお年寄りたちを喜ばせた |
【茨城】婦人会千葉県市川支部(金光玉会長)は8月29日、崔芳子舞踊研究所の部員と茨城県東茨城郡美野里町にある老人保健施設「みのり苑」を慰問、民族舞踊を披露した。
今回の慰問は、高齢化社会がすすむ中、家族と離れて暮らすお年寄りたちと心のふれあいを持ち、楽しいひとときを過ごしてもらおうと企画されたもの。婦人会支部から役員ら9人、崔芳子舞踊研究所は部員6人が参加した。
お年寄りたちは舞踊研究所部員による華麗な「扇の舞」や「サルプリ」「チャンゴチュム」に思わずほおをゆるめ、うっとり。
中でも同施設入所者の3分の1を占める同胞お年寄りは、久しぶりに見る民族舞踊に大喜びで、思わず涙を流す光景も見られた。最後に出演者全員が韓国民謡に合わせて踊ると、輪の中に入って踊り出したり、車いすのまま手拍子をとったりと全身で喜びを表していた。
金会長は「初めての経験でしたが、私たちも同胞のお年寄りたちも思わず涙してしまい、胸がいっぱいになりました。こういったボランティア活動を今後とも続けていきたい」と話していた。
(2000.09.06 民団新聞)
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