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恒例の母国研修に200人

婦人会、支部幹部ら多数参加



 【ソウル】在日本大韓民国婦人会(夫順末中央本部会長)は8月30日から9月2日までの3泊4日間、ソウル市内で恒例の母国研修を実施した。産業視察から始まり20年にわたって継続している事業で、在外同胞財団(金奉奎理事長)と韓国女性開発院(朴仁徳院長)が主管し、同会の中央役員や全国の地方会長に加え、組織の手足となって活動する全国の支部から会長105人を含む幹部ら200人が参加した。

 一行は、初めて面談した李漢東国務総理から開港を控えた国際的なハブ空港の仁川空港やインターネット時代をリードする韓国の発展ぶりについて説明を受けた後、「一度と言わず、年に二度でも祖国訪問を」と大歓迎を受けたほか、韓日親善協会中央会の金守漢会長から「女性指導者の役割」について講演を聴いた。

 青瓦台(大統領府)での李姫鎬大統領夫人との懇談で、離散家族の問題に話が及ぶと大統領夫人は「涙を禁じえなかった。再会をもたらした南北首脳会談の成功ほどファーストレディとして光栄を感じたことがなかった」と述べた。

 大統領夫人はさらに「韓国人を誇りに思う21世紀が来る」と力強く語り、「機会があれば婦人会が毎年開く大研修にも参加したい」との意向を示した。夫会長は「これからも女性運動の新しい風を吹かせる大統領夫人とともに婦人会の成長を願う」と答えた。

 今年の研修には民団中央本部の洪性仁監察委員長のほか、新政治国民会議の柳在乾副総裁やハンナラ党の李副総裁、韓日女性親善協会の李堯植会長らがかけつけた。特に、韓国国会女性特別委員会の白京男委員長は、朝食会の接待をはじめ鄭月香・神奈川県本部常任顧問ら10人に特別委員長賞を授与し、「これほど歓迎を受けるとは思わなかった」と一行を感激させた。

(2000.09.13 民団新聞)



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