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在日の南北舞踊家が共演

和合・交流願い10月31日に



 在日韓国・朝鮮人の中堅舞踊家が考え方や立場の違いを超えて協力、10月に東京で民族舞踊公演「チュムノリ・舞55」(同実行委員会主催)を行う。東京で韓国舞踊芸術院を主宰する鄭明子さんが、北韓から人民俳優として認められている任秋子さん(任秋子民族舞踊団代表)と共同で呼びかけ、実現にこぎつけた。

 鄭さんの参加呼びかけに応えたのは金順子さん、卞仁子さん、趙寿玉さんら4人。一方、任さん側は白洪天さん、金英蘭さん、東京朝鮮民族舞踊団など一団体と3人から出演の賛同を得た。計一団体と9人で実行委員会を構成している。

 ステージでは在日同胞社会の和合と交流を象徴する創作舞踊も準備している。まず、オープニングで出演者全員による「願い(アリラン)」を上演。鄭さんのオリジナル作品「未来に向けて」も披露される。このほかのプログラムは、各出演者による「太平舞」「舞姫」「望郷(散調)」などを予定している。

 1年前から準備に奔走してきた鄭さんは「南北首脳会談の成功が公演の実現に向けての追い風となった。私たちも踊りで在日同胞の融和に向けたメッセージを発信したかった」と話している。

 公演は10月31日、午後6時半から新宿文化センター(大ホール)で。全席指定でS席5000円、A席4000円、B席3000円。

 問い合わせは公演事務局、電話044(932)8914まで。

(2000.09.13 民団新聞)



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