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金蓮子さん、南北の名曲を歌う

9/24東京で公演
北韓の人民俳優も共演



南北の名曲を熱唱す>ことになった
金蓮子さん

 国境を超えて活躍中の韓国人歌手、金蓮子さんが24日、東京・渋谷のNHKホールで開く「リサイタル2000」で南北の名曲を取り上げる。

 北韓の作品では「リムジン江」「都市の娘が嫁に来る」「口笛」を歌う予定。いずれも政治色のない大衆歌謡ということで選んだ。金蓮子さんがステージで北韓の大衆歌謡曲を歌うのはこれが初めて。

 中でも見ものは北韓の人民俳優の称号を持つ在日朝鮮人民族舞踊家、李美南さんをゲストに招いての「リムジン江」。南北に生き別れた離散家族再会の願いを歌と踊りで表現する。韓国の作品からは「アルムダウンガンサン」、持ち歌の「アチムナラエソ」などを予定している。

 金蓮子さんがNHKホールでコンサートを開くのは5年連続、今年で6回目。午後5時十五分開場。開演は6時から。S席8000円、A席6000円。

 問い合わせは千秋企画、電話03(3359)3212まで。

 金蓮子さんはまた、平壌で来年4月、韓国人歌手としては初の単独ライブコンサートを予定しているが、その前に、11月に韓国と北韓のヒット曲各六曲を収めたCDアルバムを出す。の所属する千秋企画代表、金好植さんと、北韓の音楽事情に詳しい在日同胞の李テツ雨さん(コリアアーツセンター代表)が共同で企画、プロデュースした。

 北韓からは政治色の薄い「リムジン江」、「都会娘が嫁に来る」、「口笛」など最近のヒット曲が選ばれている。また、韓国側では「ホルロアリラン」、「七甲山」、「我らの願い」など親しみやすい曲ばかり。 金蓮子さんは持ち前の確かな歌唱力で、韓国語と日本語の2カ国語を交えながら歌っている。タイトルは「虹の懸け橋」。発売は11月22日の予定。

(2000.09.13 民団新聞)



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