民団新聞 MINDAN
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◆東西高速道、来年から建設

 ソウル〜春川〜襄陽区間の東西高速道路の建設が来年から本格推進される。

 本来、東西高速道建設は民間資本誘致事業で推進してきたものの、経済難の影響で参加業者がほとんどないのが現状。そのため、年内に国家事業に転換する予定だ。来年度予算に約130億ウォンの設計費が計上された。ソウル〜春川〜麟蹄〜襄陽をつなぐ東西高速道路(158.9q)建設には総額5兆8400億ウォンの予算が投入される予定だ。


◆「のりまきハルモニ」が奨学金1億ウォンを寄付

 80歳を迎える、あるおばあさんが行商などで蓄えた全財産1億ウォンを「苦学生たちの奨学金として使ってほしい」と8日、全財産に値する1億ウォンを忠南大学校に寄贈した。このハルモニは林ボクスンさん(79・ソウル市中浪区忘憂洞)。

 このお金は江原道金華郡が故郷の林ハルモニが韓国動乱当時、空襲で夫と子息ら家族をすべて失い、ソウルで一人暮らししながら、スンデ(腸詰め)とキムパプ(のり巻き)、新聞などの行商をしながらこつこつ貯えた「血と汗の結晶」だ。林ハルモニはつねに、社会に還元したいという考えをもっていたところ、忠南大教授の甥っ子に相談。彼が在職する大学に奨学金として寄付することを決断したという。

 林ハルモニは「苦学生たちに少しでも助けになれば」と目を細めている。


◆主婦の半分は「秋夕はいや」

 韓国の主婦の半分以上は民族最大祝日「秋夕」が訪れてくることをあまり楽しく思わないという調査結果が出た。その理由は家事労働と経済的負担などのため。韓国ギャロップ調査研究所が8月24日から2日間、全国の20歳以上1066人を対象に実施した世論調査の結果、秋夕が近づいてくることに対して回答者の66%が「楽しい」と答えた反面、「楽しくない」も32%に達した。

 男性は77%が「楽しい」と答えた半面、女性は55%にとどまり、性別によって秋夕に対する捉え方はかなり差がある。特に30〜40代の主婦は秋夕が「楽しくない」(51%)が「楽しい」(46%)より多かった。


◆不法広告物の防止ボード設置

 ソウル市城北区は電信柱等への不法広告物付着を防止する「広告物付着防止ボード」を設置中だ。

 防止ボードは特殊プラスチックで製作。表面がデコボコのためビラなどの張り付けが不可能となる。

 予算3000万ウォン余りを投入し電信柱、街灯など、区内242カ所に設置する。しかし、一部では町の景観を損なうとの声も出ている。

(2000.09.13 民団新聞)



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