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韓国将棋の入門書登場

在日2世が発刊、「民族の心知って」



このほど完成した補助教室

 【京都】誰でも楽しみながら民族の伝統遊戯、チャンギ(将棋)をマスターできる日本語版入門書が出た。この入門書は『朝鮮将棋の手ほどき』(B5版、100ぺージ前後)=写真=。京都在住の在日同胞2世、朴健治さん(58)が若い同胞世代に「民族の心」を伝えたいと1年以上の歳月をかけ本にまとめた。

 朴さんは小学生の時からチャンギ好きの父親から手ほどきを受け、「はまってしまった」一人。チャンギを通じて3、4世世代に民族文化を継承していきたいとの思いで出版を思い立ったと話している。

 チャンギは赤と青の駒を戦わせる民俗遊戯。取られたら二度と生き返らない。また引き分けがあるのも、日本の将棋と違うところ。朴さんは「国籍や立場、性別を問わず互いに手を携え、サークルをつくって親睦と交流を深めていただけたら」と期待している。

 本は800円。携帯に便利な厚手の将棋盤と駒をセットにして1500円で頒布している。問い合わせは電話075(751)6038、東栄商事出版部まで。


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10月に愛好者大会

 なお、今回の出版を記念しての「ミレニアム2000歴史的南北共同宣言支持・統一念願『ウリ・チャンギ大会』」(同準備委員会主催、柳球采代表)が10月15日、京都駅烏丸中央口の「ぱ・る・るプラザ京都」で開かれる。先着30人限定。参加希望者は10月5日までにFAXで075(751)6108まで申し込みを。先着60人。小宴・資料代とも3000円。

(2000.09.20 民団新聞)



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