民団新聞 MINDAN
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「韓日の架け橋的役割を期待」

金大統領が同胞報道機関にメッセージ



 金大中大統領は22日、訪日に際して在日同胞マスコミ各社とジャーナリスト宛にメッセージを寄せた。全文は次の通り。


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 在日同胞社会の和合と発展のために尽力してこられた同胞マスコミ各社とジャーナリストの皆様に暖かいご挨拶を申し上げます。厳しい環境のなかでも、祖国の発展のために情熱と誠意を尽くして下さいました皆様のご労苦に対し、心より厚く御礼申し上げます。

 今、韓半島は和解と協力、平和と繁栄の新しい希望に満ちています。歴史的な南北首脳会談を契機に、半世紀もの分断の障壁を取り崩し、世界の見守るなかで南と北が共に新たな民族史を書き下ろしているのであります。

 このような南北関係の進展に合わせて、在日同胞社会においても民団と朝鮮総連の間で対話と協力のムードが生まれつつあることはなによりも幸いなことであります。

 韓日関係においても、今、両国は過去のどの時期よりも緊密な友好協力関係を維持しています。

 今般の私の訪問を通じて、韓日両国は南北関係の進展と日朝関係の改善のための連携と協力を再確認し、さる98年の「韓日パートナーシップ共同宣言」以来、新しく定立されつつある両国間の信頼関係をさらに深めていくでありましょう。

 また、私は同胞社会の長年の念願であります地方参政権の早期実現に向けて引き続き努力して参りたいと思います。韓日両国関係の発展が60万の同胞皆様の地位と権益を向上させる方向へと進められるよう最善の努力を尽くす所存であります。

 今後とも、在日同胞マスコミ各社とジャーナリストの皆様が、2002年ワールドカップの成功的な開催をはじめあらゆる分野で、韓日関係発展の架け橋の役割を忠実に担うことを期待し、皆様方のご健勝を祈念致します。

(2000.09.27 民団新聞)



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