民団新聞 MINDAN
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岡山の民団・総連も手をつなぐ

共同で北韓に救援物資送る



北韓への救援物資を積み込む、
民団岡山本部の金団長(左)と
総連岡山本部の朴委員長

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「同じ民族、一緒に助けよう」
靴下15万足とハンカチ15万枚送る

 【岡山】民団と朝鮮総連が合同で北韓に救援物資を―と岡山県の民団県本部と朝鮮総連県本部が20日、くつした下15万足、ハンカチ15万枚を北韓に贈った。

 「朝鮮と友好を進める会」(井本丈夫会長)が仲を取り持って県遊技業組合が両団体にくつしたとハンカチの寄贈を申し出た。6月の南北首脳会談以来、共同で何かできないかと模索していた両団体が北韓に贈ることで合意し、20日には県遊技会館前で寄贈式を行った。

 民団側からは金昌男県本部団長、孫泰欽事務局長が、総連からは朴吉薫県本部委員長らが参席し、双方が持ち寄ったくつした、ハンカチ7万5000枚ずつを段ボール箱400個に詰めて10dトラックで発送した。

 救援物資は新潟から北韓の貨客船・万景峰92に積み込んで元山経由で平壌の経済委員会に伝達される。伝達式は来月12日に行われる。


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民団・総連のトップ会談も
11月に合同ゴルフコンペ開催へ

 【岡山】20日にくつしたやハンカチ30枚を救援物資として北韓に贈った岡山県の民団、朝鮮総連は22日にも岡山市内で両団体のトップや幹部らが集う交流会を開催し、11月に双方100人ずつが参加するゴルフコンペを開催することなどを決めた。

 民団からは金昌男県本部団長はじめ三機関長、岡山韓商、岡山商銀の李根善理事長らが、また総連から朴吉薫県本部委員長、朝鮮商工会の金キュサン会長らが参席し、同胞社会の和合と交流などについて意見を交わした。

 金団長は、シドニー五輪の南北同時入場行進に感激したと述べながら「同族として対話していくことが大切」と訴えた。また朴委員長も「一度にはできないが、総連と民団が統一に向けて真摯に取り組んでいこう」と呼びかけた。

 両団体では和やかな意見交換を通じて、できることから交流を進めるための第一段として11月13日に「6・15共同宣言祝賀・岡山県同胞ゴルフコンペ」を双方から100人ずつの参加を募って県内で開催することを決めた。

 両団体は今後、合同で慶祝行事や人道的事業などを開催していく。

(2000.09.27 民団新聞)



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