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「韓国式庭園、設置して」

川崎市桜川公園同胞団体が要望



 【神奈川】川崎市は、在日同胞の集住地区、桜本一丁目にある桜川公園を今年度から5年がかりで改修することになった。これを機に地元の複数の在日同胞団体が、公園の一角に「コリアガーデン」を設置してほしいとの声を高めている。

 「コリアガーデン」の設置は、コリア色あふれる街づくりを目指している「コリアタウン実現を目指す川崎焼肉料飲業者の会」(田平萬理事長)にとって5年来の懸案事項。川崎市と韓国・富川市との間で友好都市提携の締結が実現した際には、民団川崎支部、川崎韓国商工会議所との連名で取り組みを要望していた。これは、市が中国審陽市との友好都市提携5周年を記念、87年に大師公園内に国内最大規模の中国式自然山水庭園を開園した前例があるため。

 公園改修計画は今年、初めて予算が認められた。今年度は4000万円。5年間で最終的には3億8000万円規模の事業となりそうだ。改修の具体案は不明だが、自然の流水を配した韓国式あずまやを設置するという案も浮上している。

(2000.09.27 民団新聞)



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