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福岡マラソンでリベンジ

シドニー五輪不発の李鳳柱



福岡国際マラソンで
リベンジをねらう李鳳柱

 「このままあきらめることはできません。ここ4カ月間、力一杯練習し、絶好の体調に仕上げたのにあまりにもくやしい」。

 シドニー五輪男子マラソン優勝候補の筆頭に挙げられながら、15s付近で他走者の転倒に巻き込まれ24位に終わった韓国の李鳳柱は3日、シドニーから帰国後、呉仁煥コーチに年内に開かれる福岡国際マラソンに出場したいと申し出た。

 転倒というアクシデントで優勝を逃し気落ちしていると思っていた呉コーチにとっては多少意外な李選手の申し出だった。

 結局、呉コーチと李選手が話し合った結果、12月3日に開かれる「福岡国際マラソン」に出場することを決めた。

 福岡マラソンは96年に李選手が優勝しており、李選手にとっても相性の良い大会だ。李選手は96年の最盛期に制覇した福岡を自身の名誉挽回の舞台に決めた。

 李選手は5日、一週間のオフを取った後、故郷の忠清南道天安に帰郷する。「今の体調なら、1カ月程度調整すれば良いレースが可能」と自信をみせている。

 李選手は20日からチームメイトとともに忠清南道保寧で強化キャンプを始める。

(2000.10.11 民団新聞)



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