| 韓国料理作りに挑戦する 奈良市立大宮小学校の児童たち |
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児童らキムチ炒めやチヂミ調理に挑戦
文化や習慣の違いも学ぶ
【奈良】大好きだから韓国のことを調べたい―。
奈良市立大宮小学校(木村隆吉校長、655人)の5年生児童110人のうち、30人が世界各国の料理から韓国料理を選択、料理の背景にある文化や習慣についても学んでいる。
これは2002年度から導入される「総合的な学習の時間」を先取りしての国際理解教育の一環。一学期の終わりから夏休みにかけて児童が興味のある国の食文化を調べた。どこの国の料理を調べるかは自由だったが、結果的に児童が選んだのは中国に続いて韓国が三割を占めた。以下、フィリピン、ベトナムなどの順だった。
韓国料理を選択した児童30人は3日、キムチチヂミ、豚のキムチ炒め、トッポッキ、ワカメとキュウリの冷やしスープなど思い思いの料理に精を出した。レシピはそれぞれが図書館やインターネットで調べ、それでもわからなくてアドバイザー役の李順蘭さん(奈良国際交流センター、韓国語講師)らに電話やFAXで聞いたという。
この日の家庭科実習では韓国料理のほかフィリピン料理やベトナム料理にチャレンジする児童も見られた。また2日には中国料理の実習が行われた。児童は二学期学習の総まとめとして「世界料理フェスタ」を開こうと計画している。
(2000.10.11 民団新聞)
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