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大阪、韓国から訪日研修

中・高、今年は470人



韓日高校生の交流会で
韓国の楽器にふれあう
韓日高校生(府立今宮高校で)

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韓日共同宣言にもとづき実践
9月から3陣に分かれ来日

 【大阪】韓国全土から選抜された中・高校生が大阪府内の公立学校を訪れ、相互交流を深めている。

 これは98年の韓日首脳会談の際、「21世紀、新しい韓日パートナーシップ」共同宣言に盛り込まれた韓日青少年交流事業の一環で、1999年度から始まった。日本では日韓文化交流基金が外務省からの委託を受け、駐大阪韓国総領事館と協議しながら四泊5日の日程で韓国からの「交流訪日研修団」を受け入れている。

 今年は9月から10月にかけて第一次から第四次まですでに高校生270人、中学生100人が訪日、大阪府内の中・高校生と交歓している。4日には今年の第三陣として高校生90人(男40人、女50人)が大阪府立今宮高校(田宮昌平校長、720人)を訪れて交歓した。

 同高校は九七、九八、99年と3年連続で韓国修学旅行を実施、第二外国語では韓国語を選択できる。また、クラブでは「マンナムフェ(出会いの会)」が活動するなど、従来から韓国を視野に入れた国際理解教育に取り組んでいる学校として知られている。

 この日の歓迎会では「マンナムフェ」に所属している在日同胞の金将貴君(2年)が片言のウリマルであいさつし、会場をわかせた。四つのグループに分かれての交流会では片言の英語が行き交ったが、郭知陽さんは民族学校出身の経験を生かしてもっぱらウリマルを使用していた。

 交流会も終盤になると、なごりを惜しむかのようにお互いの住所や名前を教え合う光景が随所で見られた。

 18日には第五次として韓国から中学生100人が訪日、茨城市立養精中学を訪れる。これで今年の訪日研修生は総勢470人(中学生200人、高校生270人)になる。

(2000.10.11 民団新聞)



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