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永住外国人に地方参政権を

日本人学生ら声からし街頭署名



快く署名に応じる市民
(新宿アルタ前で)

 身近な地方行政に永住外国人の意見が反映される道を開こうと10月28日、東京・新宿で首都圏の日本人大学生らが永住外国人の地方参政権を求める街頭署名活動を実施した。

 署名活動を実施したのは「永住外国人の地方参政権を考える学生の会」(代表・古賀光生東京大3年)。趣旨に賛同する首都圏の大学生を中心に構成されている。

 買い物客でにぎわう新宿東口周辺で市民らに署名を求めた。仕事に向かうという40代の男性は「税金も払っているし、地方の行政に参画するのは当然」と語った。また買い物途中の20代女性も「最高裁も認めていることだし」と快く署名に応じた。日本市民ばかりでなく、カナダ国籍のアベックや在日三世の女性も「選挙権が実現したら是非投票に行きたい」と語った。

 署名は5日まで大学キャンパスなどで続けられる。また、ホームページ(http://www.geocities.co.jp/collegelife-club/2114/)上での電子署名も受け付ける予定になっている。署名は近く、森首相に提出する。

 同会は今年9月に設立され、90%以上が「付与」に賛成と回答した首都圏20大学の学生に意識調査活動を実施した。

 また、10月18日には東大のキャンパスで賛成派と反対派の国会議員、学者を招いて公開討論会を実施するなど精力的な活動を展開している。

(2000.11.01 民団新聞)



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