【大阪】白頭学院・建国中学生を中心とした「大阪コリアンチーム」、朝鮮総連の「大阪朝鮮選抜」、摂津市立第五中、吹田市立千里丘中の4校が参加した「友好親善サッカー大会」が10月29日、豊中市の服部緑地陸上競技場で開かれた。
これは大阪府国際課、大阪サッカー協会などでつくる実行委員会が「民族の違いを超え、次代を担う少年たちがスポーツを通じて友情と理解を深め、互いに尊重しあえる地域社会づくりをめざそう」と始めたもので、今年度で9回目。今年は特に南北首脳会談により、平和統一への機運が高まったとして、各チーム間の対戦だけでなく、４チームの補欠選手や控え選手たちをバラバラに混成して４つのチームを結成、休憩時間などを活用して「フレンドリーマッチ」を行い好評を博した。
あいにく小雨のぱらつく中、選手たちは声を掛け合い、息を弾ませながらサッカーを楽しんだ。選手たちは異口同音に「互いに応援しあえて楽しく競技ができた」と話し、試合後も歌をうたいあうなど、交流を深めた。
民団大阪府本部の鄭貴煥国際副部長は「今年は混成チームを初めてつくったり、また日本全国選抜に出場した実力チームの千里丘中も参加するなど、中身も充実し大変良かった」と話している。
（2000.11.08 民団新聞）
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