民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
金大統領、在日同胞へのメッセージ

韓日を強い絆で結ぶ
架け橋の役割を期待



金大中大統領

親愛なる在日同胞の皆様!

 希望に満ちた巳年の新しい夜明けがやってきました。新しい世紀の第一歩となる年を迎え、日本国内で尊敬される社会構成員として我が民族の誇りを高めてこられた在日同胞の皆様方のこれまでのご労苦を讃えます。

 また、この機会をお借りして、本国が困難な状況にある時に、常に本国への支援を主導して下さった在日同胞の皆様方の熱い祖国愛と声援に感謝の意を表します。


在日同胞の皆様!

 皆様方の祖国では、昨年六月の南北韓首脳による平壌会談により韓半島での平和定着と民族間の和解・協力に向けた歴史的な転機が生まれました。民族和解と共同繁栄の新しい21世紀を切り開いていく上で、在日同胞の皆様方が一致団結し、リードする役割を果たしていかれますようお願い申し上げます。


親愛なる在日同胞の皆様!

 韓・日両国間には、1998年の私の訪日をきっかけに、「21世紀の新しい韓・日パートナーシップ」が構築されただけでなく、2002年W杯大会共同開催と「韓日国民交流の年」を控え、政治・経済、文化・スポーツ・観光など、様々な分野で両国間の国民交流の拡大を通じた友好親善の大きな流れが定着しつつあります。今後も在日同胞の皆様方が韓日両国をより強い絆で結ぶ架け橋の役割となって下さることと期待いたします。国民の政府は在日同胞の皆様の地位向上と権益保護のために努力し続けていくことを改めてお約束いたします。

 最後に、在日同胞社会の限りない発展と、皆様のご家庭に幸福と栄光が宿る一年となりますよう心より祈念いたします。

(2001.0101 民団新聞 新年特集号)



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