民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
韓日代表の思い



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柳想鐵(韓国代表 MF)
最高のライバル、最善のパートナー

 私は現在、W杯決勝戦が行われる横浜にあるJリーグ「横浜F・マリノス」で日本代表の川口選手らと共に戦っています。

 韓日サッカーの激闘史を振り返ると、日本の選手と協力しながら世界をめざして戦うとは想像すらできませんでした。

 しかし、韓日両国は互いを「最高のライバル」と認めあい、さらなる飛躍のための「最善のパートナー」として尊重しあえる時代を迎えようとしています。そして、2002年W杯を成功へと導くためには、祖国韓国と居住国である日本の地に、長年にわたり貢献してこられた在日同胞の智恵と協力が不可欠であると思います。

 日本の地で応援して下さるみなさんの期待を胸に、私たち韓国代表が活躍することによって、一人でも多くの在日同胞が韓国人としての誇りを感じていただければ最高です。そのためにも決勝の地である横浜で、川口選手率いる日本代表と決勝戦を戦えたらと夢を追いかけていきます。皆様の応援をよろしくお願いします。




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川口能活(日本代表・GK)
切磋琢磨しアジアのプライド示す

 私たちサッカー選手にとって最高の舞台であるワールドカップが地元で開催される喜びと同時に、強い使命感を感じています。この世界最大のスポーツイベントを成功させるため、日韓両国はサッカーだけでなく、あらゆる分野で交流が進められています。

 その中でも、もっとも急速に交流を深めているのは、両国のサッカー選手ではないでしょうか。現在、日本のJリーグには10人にもおよぶ韓国代表クラスの選手が活躍しており、なかでも韓国代表の主将を務め、私のチームメイトでもある柳想鐵選手は、得点王争いを繰り広げるなど頼もしい限りです。

 ともに2002年での活躍を目指す日韓両代表は、互いに切磋琢磨し、アジアサッカーのプライドを世界中のサッカーファンに示さなければなりません。在日韓国人の皆様にもぜひスタジアムに足を運んで頂き、私たちへの熱いご声援をよろしくお願いします。

(2001.0101 民団新聞 新年特集号)



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