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在日の生活実態学ぼう

青丘社がホームヘルパー養成講座



 【神奈川】社会福祉法人青丘社(李仁夏理事長)は川崎市の委託を受けて20日から川崎市ふれあい館で「在日外国人の理解と支援のためのホームヘルパー養成研修講座」を開講した。3月13日まで50時間24回のカリキュラムを組んでいる。

 全課程研修者には3級終了証が贈られる。ホームヘルパーとは、お年寄りが生活に不自由なく暮らせるようお宅に訪問して自立援助する老人介護の主戦力。1級から3級までの課程があり、3級ホームヘルパーは掃除、洗濯、炊事などの家事援助が中心。2月24日までが毎週火曜日と土曜日に講習、2月27日からは12時間の介護実習やデイサービス見学、同行訪問などがある。

 青丘社が「ホームヘルパー養成研修講座」を開設するのは昨年に続いて2回目。今回は31人の申込者があった。同胞と日本人の構成はほぼ半々。青丘社では同胞老人が「豊かな老いのひととき」を送れるよう歴史的、社会的、文化的な背景を理解したホームヘルパーの養成に力点を置いており、施設見学では同胞高齢者交流クラブ「トラヂの会」、同行訪問でも同胞ヘルパーの協力を仰ぐことにしている。

 初日の第1回は青丘社の李理事長が「在日高齢者の生活実態」について講義した。閉校式、およびホームルーム討議は3月13日午後6時半からふれあい館で行う。

(2001.01.24 民団新聞)



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