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希望の21世紀へ羽ばたく

東京・大阪、民族学校で卒業式



答辞を読む卒業生(東京韓国学校)

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東京韓学
在日同胞子弟の名門大進学目立つ

 東京韓国学校(孫性祖理事長、金龍満校長)高等部の第43期卒業式が5日、同校講堂で行われ、父兄、教職員をはじめ民団や婦人会、大使館の役員らが見守る中、67人(男子37人、女子30人)が母校を巣立った。

 金校長は「21世紀最初に巣立っていく皆さんは、東京韓国学校出身という誇りを胸に堂々と生きてほしい」と門出の言葉を送り、一人ひとりに卒業証書を手渡した。

 孫理事長も「21世紀は韓日だけでなく、世界で活躍する時代。韓日英の3カ国語をしっかりと学んだ皆さんは新世紀にふさわしい卒業生。世界に羽ばたく韓国人になってほしい」と激励した。

 優等生や模範生に対し駐日大使、民団中央及び東京団長、各機関長から特別表彰の後、在校生がベートーベンの「歓喜の歌」を合唱し、卒業生の門出を祝った。

 卒業生のほとんどが母国や日本の大学に進学。中でもソウル大合格者6人のうち4人、高麗大の10人中、5人が日本生まれの在日同胞子弟だ。日本の進学校と同等のレベルをめざす同校の中・長期的プランが実りつつあることをうかがわせている。


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白頭学院
33人、思い出の学舎後に

 【大阪】白頭学院建国高校(李英秀理事長、張成秋校長)でも1月31日、第51期卒業式が行われ、33人が巣立っていった。

 卒業生を代表して李振洙さんが、「先生たちに教えていただいたことを忘れないで、立派になるよう努力します」と誓いの言葉を述べた。卒業生の中には思わず涙ぐむ姿も見られた。

 この日、駐大阪韓国総領事館の金明奎領事、民団中央本部の金容海民族教育委員会委員長、姜徳寿民団大阪府本部副団長ら来賓多数が出席した。

(2001.02.07 民団新聞)



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