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「生死確認」年1万人ずつを

南北離散家族で韓赤総裁が提案



 【ソウル】大韓赤十字社の徐英勲総裁は2日、新任挨拶のため与野党代表をそれぞれ訪問した席で、「南北離散家族が毎年1万人程度でも生死を確認できるようにしようと北側に提議した」と明らかにした。

 徐総裁は「北側は通信事情が良くないなどを理由に難色を示しているが、もう少しすれば応じるだろう」と展望、この問題を協議するために遠からず北韓を訪問したいとの意向を北側に伝えたと語った。南北離散家族面会所設置について徐総裁は「京義線が復旧されれば、同線に近い北方境界線か南方境界線地域に面会所を設置する案も北側に提議した」と説明。

 さらに「離散家族訪問団の交換は経費が多くかかり、継続推進するには北側でも負担が大きいだろう。今後は訪問団を交換するより、生死を確認して書信を交換、面会所で会う案に力を注ぐ計画である」と付け加えた。

(2001.02.07 民団新聞)



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