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同胞と日本人の共生老人ホーム

「故郷の家・神戸」が竣工



完成を祝い合唱を披露する
木浦共生園の水仙合唱団

◆入居申請、すでに100人超す

 【兵庫】昨年1月に着工した特別養護老人ホーム「故郷の家・神戸」(本部・社会福祉法人こころの家族)がこのほど完成し、竣工式が1日、神戸市長田区の新築現場で開かれた。

 式典には金基周・故郷の家神戸建設委員長をはじめ関係者や来賓ら約500人が参加、本国からも文太俊韓国社会福祉協議会々長ほか88人が駆けつけた。

 金委員長や金容星氏ら功労者へ表彰状が贈呈されたあと、具文浩民団中央本部副団長が「苦難の中で生き抜いてきた一世世代のために、韓国食が食べられ故郷の温かな懐に抱かれるような家が、大阪に続き神戸にもできたことは、在日同胞の一人として感無量だ。日本のお年寄りにも存分に韓国文化を楽しんでいただきたい」と金宰淑同本部団長の祝辞を代読した。

 また、来日した文会長は「この故郷の家が韓日両国の老人福祉の先駆的役割を果たすことを期待する」とあいさつ、尹基こころの家族理事長も「在日コリアンと日本人の共生ホームとして、利用者が幸せに過ごせるよう全力を傾注していき、老人福祉問題を研究する若いスタッフ育成にも努めたい」と思いのたけを語った。

 祝賀会では韓国・木浦共生園の水仙歌合唱団による歌や韓国伝統芸術研究院の民族舞踊が披露され、参加者の目を楽しませた。

 現在入居申し込み者は100人を越え、すでに約20人の入居が決まっている。同ホームへの問い合わせ先は、078(651)1555まで。


◆民団中央本部が1坪運動に協力

 民団中央本部は、故郷の家の建設を支援するための募金運動「一坪運動」に協力しようと同日、具副団長が尹理事長に目録を手渡した。

(2001.02.07 民団新聞)



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