【ソウル】金大中大統領は、15日に統一部の今年の業務計画報告を受けた席で、「第2回南北首脳会談は事前に十分協議し目的を成就しなければならない」と述べ、金正日・北韓国防委員長のソウル答礼訪問時に南北平和協定締結を推進することを示唆した。
さらに、金大統領は「韓半島問題は南北韓が主導していかなければならないというのがわれわれの原則である」と述べ、同時に「南北和解協力を進展させ完全な平和定着を実現するまでは安保が非常に重要である。われわれの当面目標は統一ではない」と強調した。
金大統領は、16日に外交通商部の業務報告を受けた席では「韓半島での冷戦を終息させるという外交成果を今年内にあげねばならず、その可能性は十分ある」と力説。「金正日国防委員長のソウル答訪を契機に韓半島で冷戦が終息可能なように事前準備がなければならない」と指示した。
一方、李廷彬・外交通商部長官は同日の国会外交通商委員会で「金正日国防委員長が答訪すれば(南北)平和協定締結が主要議題の一つとして論議されるだろう。南北を署名主体とした平和協定が早急に締結できるようにしたい」と答弁した。
(2001.02.21 民団新聞)
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