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平和協定締結へ「4者会談」推進

統一部長官が計画を発表



 【ソウル】朴在圭・統一部長官は15日、金大中大統領に行った今年度業務計画報告で南北と米中による「四者会談」を積極的に推進、南北平和協定の締結をめざすと明らかにした。

 また、南北の軍事的緊張緩和と軍事的信頼構築のために軍事直通電話の設置のほか双方軍事訓練の事前通報・参観なども推進すると報告した。

 統一院は今年の六大重点課題として(1)第2回南北首脳会談の成功的開催(2)韓半島緊張緩和および平和定着の本格推進(3)南北経済共同体建設の本格化(4)離散家族問題の根本的解決(5)南北社会・文化交流の活性化(6)対北政策の国民的合意の強化…を設定した。

 朴長官は同日の記者懇談会で「第2回南北首脳会談の時期は、準備の過程で1カ月前頃に公開されるだろう」と表明。「昨年の首脳会談の時には準備期間ガ2カ月あったが、今年は3カ月程度である。南北間で論議しなければならぬ議題はたくさんあり、第2回首脳会談では事前に合意をみたものだけが論議されるだろう」と説明した。

 第2回南北首脳会談の議題について朴長官は12日の国会答弁で「南北の和解・協力増進および平和体制の構築に焦点が合わせられる。具体的な議題は今後、南北間の実務会談で協議することになる」と表明。また「今は統一案に合意する段階ではなく、和解と平和定着が優先だ」と強調した。

(2001.02.21 民団新聞)



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