民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
2002W杯韓日大会

チケット争奪へキックオフ



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
在日同胞の申込み方法

一般は日本開催のみ可能 韓国戦通しチケットは海外枠TSTで申請

 2月15日から始まった2002年ワールドカップ(W杯)韓日大会のチケット申し込み。日本国内での試合チケットの一般的な入手方法としては、国内販売の「一般(車椅子を含む)」「開催地」「サポーター枠」の3種類があり、さらに海外販売枠の「チーム指定チケット(TST)」「海上指定チケット(VST)」も申し込める。在日同胞のために、日本国内でのチケット申込み方法をチェックしてみると…。


■□
国内一般販売

 在日同胞の場合、韓国での国内一般販売には申し込めず、居住国である日本国内一般販売で申し込む。

 日本国内一般販売は、日本10都市で開催する試合だけが申し込める。郵送、インターネットの両方で受け付けるが、インターネットでの申込みは、トラブルの関係上、まだ始まっていない。また、同一人物による両方からの申し込みは認められない。

 郵送用の申し込みガイドは全国の郵便局やJAWOCのオフィシャルショップに置かれ、1枚のガイドで日本開催の予選リーグ、決勝トーナメントなど最高6試合(1試合4席まで)が申し込める。申込期間は3月14日まで。

 当選者には6月ごろ封書で通知され、結果は有料テレホンサービス(0990・682002)で確認できる。

 申込用紙記入欄の氏名は本名、通称名のどちらでも良い。漢字、ふりがな、英文名の3種類を記さなければならないが、在日同胞など定住外国人の場合、記載欄の漢字名の部分はカタカナでも英文名でも良い。

 一人で最高24枚のチケットが当選する計算だ。


■□
開催地住民販売

 日本の開催10都市の居住者(札幌、横浜、大阪、神戸は市民、それ以外は県民)は、各自治体が指定した配布場所で専用の申し込みガイドを受け取り、必要事項を記入して郵送する。インターネットでの申し込みはできず、申し込みは郵送のみとなる。

 それぞれの開催地の試合数(横浜、埼玉は4、それ以外は3)について、一試合当たり同行者3人まで申し込める。一般販売枠と開催地住民枠は重複して申し込めるが、同じ日の試合には重複して当選できない。


■□
サポーター枠

 3〜8月のJリーグ(J1、J2公式戦)など、日本サッカー協会、クラブ、Jリーグの主催試合の入場者を対象に、計4万枚(同行者は一人までで計2万組)が配分される。

 入場券の半券裏側に氏名、生年月日、住所などを記入し、入場時にスタジアムのゲートで係員に半券をもぎってもらうことが自動申請となる。当選者には専用の申し込みガイドが送られ、当選者は国内開催32試合に希望順位をつけて返送。再び抽選が行われ、最終当選者が決まる。開催地枠との重複当選はない。


海外販売枠

 FIFAが扱う海外販売枠のうち、日本に住む人が申し込めるのは特定チーム指定チケット(TST)と韓国開催分の開催地通しチケット(VST)。FIFAのW杯ホームページ(http://www.FIFAworldcup.com)から申し込む。必要項目はすべて英語で記入する。

 TSTは出場が確定している韓国、日本、フランスのほか、W杯出場の可能性が残っているすべての国について売り出される。

 在日同胞が韓国の全試合のチケットを通しで買いたい場合はこれを申し込む。

 一次リーグ三試合だけ(TST―3)から決勝まで七試合全部(TST―7)まで計五種類ある。同行者は3人までで、国内販売との重複当選はできない。

 「TST―4」以上は購入したチケットの国が予選突破できなかった場合は所定の手数料を支払えば払い戻しできる。ただ、勝ち残った場合に進むはずだった試合も観戦できる固定チケット(FIXCED)と、それ以降の試合が払い戻しできるチケット(CONDITIONAL)の2種類が用意される。


■□
重複申請の禁止

 同一人物が家族や友人の同行者などとして複数名前を連ねて同一日程の試合に申し込むと、「重複申し込み」とみなされる。

 例えば埼玉で行われる日本の予選リーグ第1戦を見たい4人家族がそれぞれ申込者となり、ほかの家族3人を同行者として計四通りの申し込みをすることはできない。

 日本国内販売の問い合わせは0180(993)531第一次販売チケットインフォメーション(24時間テープ対応、携帯・PHS不可)、03(3287)1199JAWOCチケットセンター(10〜18時、土日祝日休み)まで。

(2001.02.21 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ


民団に対するお問い合わせはこちらへ