民団新聞 MINDAN
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韓国一級の奏者・房承煥さん

5月に「プンムル・ワークショップ」



プンムル、舞踊、音楽など
全般の素養を身につけた
指導者の房承煥さん

基礎から実技まで
5月4〜6日、民団神奈川会館

 4つの韓国の伝統楽器を使ったサムルノリが日本で人気が高まる中、韓国一級の奏者・房承煥さんが5月に横浜で「プンムル・ワークショップ」を開く。

 「プンムル」とは、ねり歩きながら演奏する農楽で、サムルノリは農楽に使われる四種類の打楽器を舞台演奏用にアレンジしたもの。プンムル本来の形である立って演奏する「パンクッ」を正しく習うことがワークショップのねらい。

 日本の各地でサムルノリを学ぶグループが増えているが、舞踊家や本国の留学生など指導者はプンムル専門家でない場合が多かった。また映像資料や音楽CDを手本に学ぶアマチュア・グループもあるという。このため指導者によってはリズムが違う場合も多く、別チームとの合同演奏で支障をきたすこともあった。

 ワークショップでは、基本のリズムが同じという原理を実技と講義で指導する。

 今回来日する房さんは、韓国民俗村農楽団や国立国楽院などで活躍し、ソウルアジア大会の開・閉会式行事の指導にも当たるなどプンムルはもちろん、舞踊、音楽、全般の素養を身につけた韓国でも指導者。常設舞台・ソウル貞洞劇場の芸術監督も歴任し、現在は韓国伝統音楽の独創性を広く知らしめ、特に伝統打楽を継承、発展させ伝統音楽の体系的な演奏と研究を目的として96年に設立された伝統打楽研究所の所長を勤める。

 ワークショップは、プンムルのチャンダン(リズム)、呼吸法、打法の基礎から右道パンクッの基本動作などの基本を学ぶ。実技ばかりでなく、プンムル本来の意味や歴史、種類などの講義も行われる。経験者だけでなく初心者にもわかりやすく指導する。

 期間は5月4日から6日まで。会場は民団神奈川県本部ホール。参加費は2万5000円。申込締切は4月14日。問い合わせはFAX(042―326―7122)またはEメール(jeunghwi@hotmail.com)へ。

(2001.03.21 民団新聞)



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