民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー



◆全国で「植樹の日」行事開催

 「植樹の日」の5日、全国では快晴となったなか植樹行事が開かれた。ソウル市は同日午前、高建ソウル市長、一般市民など約2000人が参加、上岩洞ワールドカップメインスタジアム周辺に建設中のミレニアム公園に松、ケヤキ、クロフネツツジなど1万3000本あまりを植えた。

 環境正義市民連帯もこの日、地域住民をはじめ約500人が参加し、ソウルの中浪川周辺にネコヤナギやクロフネツツジなどを植えた。また、北漢山や道峰山などでは、登山客が木を植えたり、ゴミ拾いをするなど自然保護キャンペーンが行われた。


◆最も好きな木は松、花は木蓮

 韓国国民が一番好きな木は松、花は木蓮であるという。また、5人に2人以上は最も美しく行ってみたい山として雪嶽山を選んだ。山林庁が先月、韓国ギャラップに依頼し全国の成人男女1814人を対象に行った「山林に対する国民意識調査」結果判明した。

 それによると、国民の半分以上(58・7%)が松を好み、次に、イチョウ、柿の木、ヒメコマツの順だった。好きな花は木蓮、ツツジ、レンギョウなど春を伝える「3銃士」が全体の51・5%を占めた。

 名山としては、雪嶽山(44%)に続き、智異山(19・9%)、北漢山、漢拏山(それぞれ4・5%)、五台山(1・9%)など5つの国立公園が選ばれた。


◆米の京都議定書不支持に抗議

 全国240の環境、消費者、女性団体からなる「エネルギー市民連帯」は2日、ソウル光化門にある世宗文化会館の前で、米国政府の地球温暖化防止条約からの離脱宣言(3月28日)に抗議するデモを行った。

 エネルギー市民連帯は「先月、地球温暖化防止条約を支持しないとした米国に対し、全世界が憤慨している」とし、「米国政府が京都議定書(97年)への不支持を撤回しない場合、全世界の市民団体と連帯し、強力な闘争を展開する」と明らかにした。

 同団体は韓国政府に、公式抗議書簡の発送を求め、米国商品への不買運動、ホワイトハウスと米政府に抗議メール送信運動を展開する方針だ。


◆韓国中学生、数学の実力世界2位

 米国のボストンカレッジと国際教育成就度評価協会が5日に発表したところによると、米国を含めた39カ国の中学2年生を5万人を対象に、99年に実施した学力評価結果の数学分野で、韓国の中学生が平均587点を取り、シンガポールの中学生(604点)に続き、世界2位にランキングされた。

 3位は585点を取った台湾の中学生で、香港(582点)と日本(579点)がその後に続いた。数学分野の世界の平均点は487点。米国は17位にとどまった。


◆早期留学ブーム、中国も対象に

 「韓国内の教育費より少ない費用で中国語はもちろん英語も習うことができる」。韓国内の早期留学ブームが中国にも向かい始めた。学費、生活費が安く、地理的に近いため、親が頻繁に訪問できるという長所があるためだ。中国の成長セン在力が大きく、中国語をマスターすれば将来役に立つという点も重要なポイント。

 教育人的資源部によると、99年に中国に留学した小・中・高校生は602人だったが、昨年は3、4月の2カ月間だけでも203人(以後は未集計)が留学しており、今年はさらに増えていると見られる。

 韓中文化教育院のソン・ヨンサム理事によると、現在、北京の中学校(韓国の中・高校を合わせた6年課程)に通う韓国人学生だけでもおよそ500人にのぼる。

(2001.02.14 民団新聞)



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