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広島の民団と総連

原爆犠牲者統一碑建立へ



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民団・総連・広島市が調印

 【広島】民団広島県本部(朴義鍾団長)と朝鮮総連広島県本部(金鎮湖委員長)、広島市(秋葉忠利市長)の三者は14日、原爆で犠牲となった在日同胞すべてを慰霊・追悼する碑(略称「統一碑」)を協議しながら建設するとの「確認書」に署名・押印した。

 「統一碑」を平和公園内に建設することはすでに90年5月、3者で確認していた。92年にはすでにある「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」の碑文を修正することで「統一碑」とするとの合意もできていた。しかし、表記内容をめぐって民団側と総連側の意見調整がなされぬまま、将来的に「南北統一碑」とすることを条件に市が現在の「単一碑」の平和公園内移設を認めた経緯がある。

 99年7月に移設が実現して以降、民団と総連の両本部は市の仲介を受けて再び「統一碑」の実現に向けた話し合いを重ねてきた。


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「単一碑」とは別に「統一碑」建設

 「確認書」によれば、現在ある「単一碑」とは別に「統一碑」を建設することとし、碑文、意匠は3者で今後、協議していくとしている。調印に臨んだ朴団長は、「広島に統一碑ができれば世界に平和をアピールできる」と強調。総連側の金委員長は「21世紀の出発となる思いを込めた碑にしたい」と語った。

(2001.04.18 民団新聞)



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