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東京韓学・少数班で韓国語特訓

在日対象に「民族教育部」親切



東京韓国学校の「民族教育館」で
授業をうける生徒たち

 東京韓国学園は2001学年度から学内に「民族教育部」を新設、専任の教員を配属し、懸案となっていた在日同胞生徒に対するきめ細かい韓国語教育と進路指導に乗り出した。

 対象となったのは中等部17人、高等部の在日同胞生徒13人。9日から韓国語に限っては、本人の習熟度に合わせた少人数班で授業を始めた。

 中等部が2班、高等部は3班で編成されている。放課後も希望者には在日同胞生徒のために開設した「民族教育館」で個別に韓国語の補習をしているほか、進路相談も行っている。

 「民族教育館」にはインターネットとハングルワードの可能なパソコンを設置してある。このほか、楽しみながら韓国語を勉強できるようにと韓国国内で人気のあるマンガやVTR、韓国語放送のKNテレビもそろえた。

 館内には専任の羅容学教諭のデスクを設けており、いつでも対応可能な態勢をとっている。このほか、主任として在日同胞の鄭台棟教諭と金依可教諭を配属した。

 羅教諭は「これまで在日同胞生徒はあまりにも少人数だったため、埋もれていた。これらを掘り起こしていくことこそ派遣教師としての私の本来の任務だ。本人の努力次第だが、韓国学校を出て韓国語の読み書きができないということはないようにしていきたい」と意気込んでいる。

(2001.04.18 民団新聞)



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