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備品完備へ同胞協力

京都韓学・寄宿舎が竣工



 【京都】京都韓国学園に待望の寄宿舎が完工、9日に民団関係者多数立ち合いのもとで竣工式を行った。建設資金不足は依然として続いており、学校関係者を悩ませているが、窮状を見かねた地元同胞有志から備品を寄附したいとの申し入れがあり、保護者も生活用品をそろえるための募金活動に取り組むことを決めるなど、明るい材料も見え始めている。

 寄宿舎建設が提起されたのは4年前のこと。理事会を中心に同学園開設50周年記念事業として準備を進めてきた。金安一副理事長は、「遠隔地から生徒を受け入れるためには受け皿が必要であり、学校運営の継続には寄宿舎しかないと判断した」と話している。

 建設費用は最大限削ったものの、備品も含めて7000万円かかっている。募金はいまのところ3000万円前後とふるわず、備品をすべて揃えるまでには至っていない。このため、ベッドは民団京都府本部の李愚京・前団長が寄贈することがこの日、急きょ決まり、保護者らも生活用品を購入するための募金活動に入ることになった。

 李隆男建設委員長は引き続き募金協力を呼びかけている。振込先は信用組合京都商銀南支店・普通口座341319、郵便振替は口座番号00960-1-12401。口座名は双方とも「京都韓国学園寄宿舎建設委員会」。

(2001.04.18 民団新聞)



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