民団新聞 MINDAN
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◆釜山・福岡の旅客船、増便

 釜山を訪れる日本人観光客が大幅に増えていることから、釜山地方海洋水産庁は、チェビ(つばめ)号、ビートル(かぶと虫)号などの快速船2隻を1日2回運航にすることにした。韓国高速海運は、来年上半期をメドに4隻目の快速船を投入し、釜山−福岡路線を1日4回以上往復運航し、釜山と福岡を1日生活圏として連結する計画だ。

 韓日快速船は、釜山と福岡を2時間55分で連結するため、観光客の人気を集めており、最近は日本人乗客が大幅に増え、平均乗船率が75%を上回っている。昨年までは60%を下回っていた。

 昨年、釜山−日本の海路を利用した乗客は53万710人で、1999年(41万7417人)比で27%増。


◆首都圏人口集中、再び深刻化

 職などを求めて首都圏に人口が押し寄せ、首都圏集中現象が再び深刻化しつつある。統計庁が10日に発表した「2000年人口移動集計結果」によると、首都圏人口純移動(転入・転出)は、15万252人で、99年の9万4822人より58・5%も増加した。これは93の15万1529人以来、7年ぶりに最も多い。

 首都圏に純流入した人のうち、学生登録と就業などのために引越しした20代が70・6%(10万6095人)で大部分を占め、10代と30代がそれぞれ10・6%と9・1%だった。

 統計庁は「他の地方に比べて経済活動の条件が有利な首都圏への転入は99年と同様だったが、一方では首都圏外への転出人口は、景気の鈍化などで大きく減少したため、純移動が大幅に増加した」と説明している。


◆新聞放送協が政府に謝罪要求

 韓国新聞放送編集人協会は10日、公正取引委員会の「東亜日報記者の立入禁止」措置に対して声明を発表し、「政府機関が批判報道に不満を抱いて記者の取材を禁じるのは、情報接近権を制限してマスコミへの圧迫を図る時代遅れの発想」とし、「このようなことが軍事政権でもない『国民の政府』で起きたことについて憤りを感じている」と強調した。さらに「これは明白な言論自由の侵害であると同時に報復行為である」として、政府の謝罪と再発防止を促した。


◆結婚相手の職業、「公務員」が人気

 女性専用コミュニティーサイト「スニ」と結婚情報サイト「プラスユー」が、最近ニューエイジ女性ネチズン922人を対象に「女性ネチズンが求める男性」というテーマのオンラインアンケートを行った結果、最も関心を持つ男性の身体部位として「目」を挙げた人が290人と全体の31・5%を占めた。以下、鼻(132人)、ヒップ(70人)、口(64人)、手(62人)、胸(58人)の順。

 身体部位のうち目、鼻、口、額、髪など顔(53人)の次に女性が関心を持つ部分はヒップだった。顔とヒップのかっこいい男性が女性にもてるということになる。

 一方、男性を選択する際に最も考慮する点としては、性格(450人)が、財力(190人)や外見(170人)、職業(100人)を重視している。

 また、結婚相手の職業としては、公務員(310人)が専門職(250人)を抜いてトップとなり、教師(170人)や外資系会社員(130人)、フリーランサー(90人)なども人気のある職業に。かつて人気の結婚相手だった大企業社員を挙げた女性は50人にすぎない。


◆大宇自動車、暴力鎮圧に波紋

 警察が今月10日、仁川の大宇自動車富平工場の労組員によるデモを強制的に解散させた際、暴力を加えて過剰鎮圧したことと関連し、労働界と弁護士団体が集団反発するなど、波紋が広がっている。

民主社会のための弁護士会(民弁。宋斗煥会長)も同日、声明で「今回の事件は、公権力が法治主義と国民の人権、弁護士の助力権をじゅうりんした重大な違法行為」とし、徹底した真相解明と関連者の処罰を求めた。

 一方、警察庁は同日、「大宇自動車解雇者らのデモを鎮圧する過程において、一部の興奮した戦闘警察(戦警)と機動警察により、多数の勤労者と関連弁護士が負傷したことを大変遺憾に思う」とし、公式謝罪の意を込めた報道資料を配布した。また、過剰鎮圧への責任を問い、仁川富平警察署の署長を職位解除処分した。

(2001.04.18 民団新聞)



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