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韓日両国語のルーツに迫る

朴炳植氏が音韻変化から解明



 日本語と韓国語が古来、密接な関係をもつ言語であることを音声変化法則から証明しようと試みた『ヤマト言葉語源辞典』(朴炳植著、韓国・BANARY出版)が、日本での販売権を獲得したソウル書林から出た。

 日本語と韓国語が同じ系統の言葉であるとの説を立てたのは、1879年の英国外交官アストンが最初だとされる。その後、日本の言語学界からも同調する意見が相次いだが、学会の主流とはなりえていない。

 朴さんは記紀や『万葉集』はもとより、「日韓両国における全国方言と共通語との関係、日韓両方における漢字音の対応などを総合的に比較、我々の言葉が一定の法則に従って変化してきたものであることをつきとめることができた」としている。

 「語源解明の部」で日本語の原形、韓語変化、日語変化を比較対照。さらに「日本語の音韻変化法則と用例」「韓国語の音韻変化法則と用例」で自説を裏付けている。950ページ。定価9000円。ソウル書林はTEL06(6772)0675。

(2001.05.30 民団新聞)



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