民団新聞 MINDAN
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◆今夏、蒸し暑く集中豪雨多い

 気象庁が5月23日発表した「2001年夏季(6〜8月)の気象展望」によると、この夏は6月と8月に、梅雨前線などの影響で、地域によって多くの雨が降る。梅雨が始まる6月下旬までは、今春から続いている日照り現象が続くものと見られる。気温は全体的に例年並み(19〜27度)かやや高く、蒸し暑い天気になりそうだ。

 梅雨は、済州地方からスタート、7月下旬に明ける見通しだ。6月下旬には、梅雨前線の影響で地域によって集中豪雨が発生し、梅雨が終わった8月にも、台風などの影響で、局地的な集中豪雨が予想される。


◆ソウル大日本語科設置阻止も

 ソウル大学教授協議会(会長=愼纛・社会学)は23日声明を出し、日本が歴史教科書のわい曲を是正しない場合、ソウル大学の日本語関連学科の設置を取りやめるなど、歴史教科書のわい曲阻止に向けた取り組みを本格化すると発表した。ソウル大学の日本語関連学科の設置は、今年3月東京大学の卒業式に出席した李基俊総長と蓮實重彦・東京大学学長の間で合意された。


◆中年夫婦の離婚が急増

 昨年の婚姻率は過去30年間で最も低く、離婚率は3年連続最高水準を記録した。女性の再婚が著しく増えており、なかでも初婚男性と再婚女性の夫婦が10年間で倍増した。統計庁が23日に発表した「2000年婚姻・離婚統計結果」によると、昨年33万4000組が結婚、99年の36万2700組より7.9%減少した。これは1日平均915組が結婚したことを意味する。平均初婚年齢は男性29.3歳、女性26.5歳で、91年に比べ男性は1.3歳、女性は1.6歳増えた。

 昨年離婚した夫婦は12万組で、99年に比べ2000組が増えた。1万2000組の70年に比べるとちょうど10倍増えたことになる。


◆「チング」観客700万人突破

 日増しに興行新記録を塗り変えている映画「チング(友だち)」が、公開52日目の21日、第4回の上映で700万1442人の観客を動員し、待望の700万人達成に成功した。

 22日までの興行成績は、ソウル235万5340人、全国705万8508人。現在ソウル37(38スクリーン)、全国121(128スクリーン)の映画館で上映中だ。


◆2大労総、最低賃金64万ウォンに

 政府の最低賃金委員会に参加している韓国労働組合総連盟(韓国労総)と全国民主労働組合総連盟(民主労総)は24日、今年下半期から2002年8月まで適用される労働界の最低賃金案として、月64万1162ウォンを提示した。時給基準では2837ウォン、日給基準では2万2696ウォンになる。これは、今年、5人以上の事業体の平均給与の半分から算出したもの。

 民労総は「経済協力開発機構(OECD)諸国の大多数が基準としている平均賃金の半分を、最低賃金案として提示した」と説明した。

(2001.05.30 民団新聞)



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