民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
「実現まで強い意志示そう」

決起大会参加者の声



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秋の臨時国会へ示威行動連続で
文春子さん(東京)

 今日一回だけの花火で終わらせてはならない。秋の臨時国会に向けてデモンストレーションを繰り返していかないと、私たちの強固な意志が伝わらないのでは。私たち婦人会がチマチョゴリで国会前で座り込むくらいのことをしてもいい。私たち2世の時代に地方参政権を獲得しないと3世、4世の時代では難しい。


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日本の国際化のために実現を
崔 亨さん(岡山、54)

 われわれは税金において住民でありながら、選挙権の面では住民としての扱いを受けていない。義務だけあって、権利がないおかしな状態だ。今回は先送りとなったが、次回はぜひ実現してほしい。永住外国人への地方参政権付与を実現すれば、日本の国際化にとってプラスであり、世界に日本をアピールできる。


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立ち上がる時期遅すぎたのでは
安永植さん(愛知、64)

 アクションを起こすのが遅すぎたのではないか。本来ならば継続審議になる前に立ち上がるべきだった。半年間にのぼる長期入院から退院したばかりで本来の体調ではないが、今日はなんとしてでも参政権法案を通してほしいとの思いから来た。小泉さんに私たちの思いが届いてほしい。


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地方参政権こそ我々の存在証明
梁信浩さん(大阪、50)

 なにかの問題で議員さんに陳情にいってもどこまで親身になって聞いてくれているのか心もとないときがある。これは私たちが有権者ではないからだ。地方参政権がなくても生活していけるが、ぜひとも欲しい。今日はいても立ってもいられない気持ちで仕事をやりくりして参加した。今日1日の稼ぎは飛んでしまうが、将来への投資だ。


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開かれた社会日本のために
康敬明さん(静岡、49)

 小泉首相は国民的人気こそ高いが、靖国神社参拝、自衛権、外国人の問題については私たちの望む方向とは違う方向に行っている。地方参政権付与の実現は外国人のためでなく、開かれた日本社会をつくるために必要なのだということを分かってほしいものだ。


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いまさらデモをこのやるせなさ
鄭鎬栄さん(大阪、54)

 永住外国人の地方参政権付与問題はとっくの昔に認めてくれなければならなかった問題だ。いまさらデモに訴えなければならないなんて情けない気持ちでいっぱい。しかも、いまになって日本国籍取得要件を緩和するなんて、日本はいつも後手後手に回っている。世界に通用する外交をいうなら日本国内のマイノリティー問題を先に解決するべきだ。


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政策決定権を私たち自身に
金明石さん(大阪、49)

 日本国籍取得要件を緩和するという法案が取りざたされている。それも当事者のあずかり知らないところで、日本人が決めていく。日本国籍を取りやすくするといったってしょせんは帰化であり、日本社会でニセの日本人として生きていけとの要求でしかない。私たちがどう生きていくのかは私たち自身で決めたい。だから参政権が必要なのだ。


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継続審議は不満、獲得まで頑張る
 李文烈さん(大阪、58)

 昨日の11時に大阪を出て、地方参政権を獲得したくて進んで参加した。こんなに長く審議してきて、今になって法案を継続審議とは。こんな形の先送りはまったく不満です。絶対に獲得するまで頑張る。


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実現するまで力入れなくちゃ
陸孝子さん(兵庫、59)

 何年も前から地方参政権の運動を続けて、この前の国会でもたくさん審議し、てっきり実現するものと思っていました。けど、この結果です。まだまだ実現するまで力を入れて行かなくてはダメだと感じて、デモに参加したんです。

(2001.06.06 民団新聞)



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