民団新聞 MINDAN
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◆農家・農業人口は10%未満

 統計庁が5月30日に発表した「2000農・漁業総調査暫定結果」(昨年12月1日現在)によると、農家数は138万4000世帯で、95年より7・8%減少し、全世帯中、農家の占める比重は11・6%から9・7%に減少した。農家人口は403万2000人と、16・9%減り、総人口比農家人口の比重も10・9%から8・7%に下がった。農業人口は70年以後、毎年35万人ずつ1039万人減少した。


◆都市勤労者世帯の月所得は258万ウォン

 今年第1・4半期中の都市勤労者世帯の所得は増えたが、所得上位層と下位層の格差は再び広がりつつある。統計庁が5月31日発表した「第1・4半期の都市勤労者世帯の家計収支動向」(全国の5200世帯を対象に調査)によると、都市給与生活者らの世帯当たりの月平均所得は258万1000ウォンで、前年同期比(235万ウォン)9.8%増(23万1000ウォン)であった。


◆「英語第2公用語化」に反対

 金ハンギル・文化観光部長官は、最近英語を「済州道の第2公用語」として推進する動きがあることについて、「単一民族が外国語を公用語として採択した例は地球上にない」と反対の立場を明らかにした。

 金長官は5月29日、韓国言論財団で開かれたソウル大学行政大学院の招請講演会でこのように述べ、「英語公用語化問題は韓国の語文政策の根本を揺るがす問題であり、国家競争力強化のためなら、英語教育を強化すればよい」と話した。


◆延世大総長、寄与入学制推進へ

 延世大学の金雨植学長は29日、同校が推進している「寄与優遇入学制度」と関連して、教授と教職員らに書簡を送って支持を訴えるなど、同制度を進める意志を改めて確認した。金学長は「寄与優遇制度は大学の競争力を高めるのに不可欠な制度であり、可能な部分から漸進的に進めていく。寄与優遇制度は、健全な寄付文化を韓国に定着させるためにも必要な制度だ」と強調した。


◆「立っている木」化石、初発見

 釜山大・地球環境学部の金恒黙教授らは、慶尚南道晋州市奈洞面柳樹里チョンドン村にある南江の川底の層理面から中生代白亜紀前期(1億2000万年前)のものと推定される木化石を見つけたと3日明らかにした。垂直に刺さったまま切り株だけが残った化石は計48点で、木の直径9〜12センチ、高さ1〜2メートル、根の直径1メートル前後のソテツ類と見られる裸子植物。北韓の平壌付近でジュラ紀の森林化石が発見され天然記念物に指定されたことはあるが、韓国で発見されたのは今回が初めてだという。

(2001.06.06 民団新聞)



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