民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
韓日交流史を再現

都心にミニ歴史博物館



図面を前に展示室の
配置について検討する会員

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12月オープンめざす
同胞と市民団体、10年かがりで夢実現

 古代から現代までの韓日交流史をテーマとした同胞市民手作りの「高麗博物館」(仮称)が今年12月、東京・新宿区内にオープンする。「高麗博物館をつくる会」(代表=東海林勤・稲城教会牧師、会員300人)の趣旨に賛同した新宿区内の同胞実業家からビルの9階ワンフロアを提供したいとの申し入れがあり、10年来の夢がようやく実現することになった。

 博物館のスペースは約90平方メートル(30坪弱)。韓日交流史を常設展示で扱い、企画展示では在日同胞の絵画展や日本国内の収集家が所蔵する韓半島の美術品の展示を行う予定。具体的な展示内容は7月から10月にかけて開く同実行委員会で詰めていく。そのうえで11月にも内装工事に取りかかり、12月の開館を目指す。

 この同胞市民団体は90年9月の発足以来、夢の実現に向けてコツコツ募金活動を行ってきた。事務局を担う在日同胞の宋富子さんも「一人芝居」公演を通じて会員を募うなど全面的に協力。この結果、基金はこの10年間で600万円余りが集まった。さらに当面の開設資金としてこれから1000万円を集めていく方針。

 東海林代表は「ささやかなミニ博物館だが、小学生から一般市民まで地方からもバスで乗り付けてくるような博物館を目指したい」と話している。開設資金送金先は同栄信用金庫稲城支店普通預金口座1223115高麗博物館代表東海林勤。1口2000円(何口でも可能)。

 連絡は電話・FAXとも042(378)5245まで。

(2001.07.11 民団新聞)



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