| 「ハングルで書けるかな」。学んだ韓国語を黒板に書く オリニたち(足立支部の オリニ夏季学校で) |
全国的に猛暑が続く中、各地民団が開催するオリニ臨海・林間学校が継続して開かれている。海水浴やスイカ割りなど夏の定番企画から民族教育まで様々な企画でオリニを楽しませた。
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プルコギで満腹
【青森】青森県本部(朴大宝団長)の林間学校は7月24日から3日間、野辺地町でオリニ30余人と父母や関係者ら40余人が参加して開かれた。
食事は婦人会本部(丁奎順会長)が担当し、オリニたちも焼き肉で満腹のご満悦。ゲームなどで楽しく過ごし、修了生には太極旗があしらわれた修了証が渡された。
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ウリマルも勉強
【三重】三重・桑名支部(殷鍾秀支団長)の林間学校は7月29日、朝明(あさけ)キャンプ場でオリニ40人父母60人が参加して行われた。
ウリマル教室で勉強した後はマスつかみ大会、宝探し、スイカ割り、抽選会で1日を楽しんだ。婦人会が作ったカレーと焼きそばも好評だった。
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手作り手紙に丹精
【愛知】愛知本部(崔東佑団長)の林間学校は7月27日から3日間、三河地方の旭高原でオリニ31人が参加して行われた。
バーベキューやキャンプファイヤーで盛り上がった。会場からアボジ、オモニに宛てて投函する手作りの手紙づくりにも精を出していた。
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太極旗の由来学ぶ
【滋賀】滋賀県本部(安相鳳団長)の林間学校が7月28、29の両日、甲賀郡土山町黒滝でオリニ30人父母など52人が参加して行われた。
オリニたちは、韓国人の意識を高める授業で、太極旗の由来やウリマルなどを勉強した。2日目には、授業のおさらいを終え、魚釣りや川原遊びで大いに楽しんだ。
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本国オリニと交流
【熊本】熊本県本部(金馨哲団長)の林間学校は7月24、25の両日、菊池郡旭志四季の里でオリニ25人父母22人が参加して行われた。
同本部では、初の試みとして韓国・龍仁市の小学生8人を招請した。オリニたちは5班に分かれて、太極旗を書いたり、仲良くなるためのゲームなどをした後、バーベキューや花火を一緒に楽しんだ。
龍仁市の小学生らは持参した韓服を着て、役員らに挨拶した後、オリニたちにも着用させたりと楽しい一時を過ごした。
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「エイッ」と西瓜割り
【愛媛】愛媛県本部(具義雄団長)の臨海学校が7月24日、興居島・相子の浜で小学生から高校生までのオリニ10人と父母、留学生ら20人が参加して行われた。
砂浜には太極旗が立てられ、その傍らでスイカ割りや焼き肉パーティーなどが行われ、全員で楽しんだ。高校生らは留学生と交じって交流を深めた。
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東京足立では夏季学校
夏休みを利用してオリニに基礎的な民族素養を身につけてもらおうと今年も東京の民団足立支部(洪炳基支団長)と同荒川支部(金秀吉支団長)が支部会館で相次いでオリニ夏季学校を開講した。
民団足立支部ではオリニ30人参加のもと、7月30日から1週間の日程で始まった。この大部分が昨年に続いての参加だった。初日は東京韓国綜合教育院の李和淳先生の指導のもと本名の名札をつくり、ウリノレなどを学んだ。
開講にあたってオリニ全員にクゴ1−2学年用ノートがプレゼントされた。これは東京韓国綜合教育院が韓国国内に発注したアニメのイラスト入り。オリニはノートに漢字とハングルで交互に本名を書く練習を重ね、黒板に向かった。なにも見ずにハングルで名前を書ければ本名の名札の着用が認められるとあって、みな真剣な表情。最後は全員、本名の名札を胸に誇らしげに胸を張った。また、荒川支部では7月31に開講式を行った。
(2001.08.01 民団新聞)
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