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325人のオリニが母国に集合した
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オリニジャンボリー最後の夜、 キッズ大パーティを笑顔たっぷりに楽しむオリニ |
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全国から参加の325人
保護者60人も交流深める
全国各地に散在する在日同胞オリニの交流と母国への親しみを感じてもらうオリニ・ソウルジャンボリーが23日から27日まで、京畿道龍仁市の陽智パインリゾートを中心に開かれた。ソウル市内のオリエンテーリング、初の本国小学生との生徒交流など様々な企画を通じて母国での4泊5日を楽しんだ。また、民族学校に通わないオリニの民族教育についても保護者同士で意見交換を深めるなど内容の濃いジャンボリーとなった。
(写真特集別掲)
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スタンプラリー・小学校訪問・キャンプファイヤー
21世紀発の夏休み、母国で満喫
ジャンボリーには、全国の小学校3年生から中学1年までのオリニ325人と保護者60人、引率、スタッフ、ボランティアあわせて500人が集った。オリニを対象とした500人という大規模の母国訪問は民団でも初めて。
初日は、パインリゾート野外に作られた特設ステージで全員が集まって歓迎パーティーが行われた。民団中央本部の金宰淑団長も駆けつけ、「オリニのみなさん、ハラボジ、ハルモニが育った国にやってきました。短い期間ですが、みなさんの母国を十分に楽しんでください」と全国から集ったかわいいオリニの姿に目を細めながら呼びかけた。教育人的資源部長官の「正しい祖国への理解を生む意義ある集いです。母国の友達と友情を育み、また自分自身を知る訪問となって欲しい」と激励辞が代読された。
頭よりも高い位置の板を後ろ回し蹴りで見事に蹴り割るなど本国のオリニ・テコンド国家代表団の妙技が披露されると、オリニたちもびっくり。サムルノリの演奏や、ジャンボリーのテーマソング「故郷の春」「アプロ」の大合唱が行われた。
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ボランティア含め500人が参加
母国と仲間、肌でふれあう
24日は、23班に分かれたオリニがソウル市内の南大門、明洞、光化門などのチェックポイントを通過して景福宮横にある民団本国事務所前に設けられたゴールを目指すオリエンテーリングが行われた。オリニも近代的なソウル市内で母国の一日を楽しんだ。
同日、保護者を対象にしたフォーラムがパインリゾート内で開かれた。民団中央本部の鄭夢周事務副総長が各分野で活躍する在日同胞を紹介しながら「在日韓国人の可能性」について、1世の生き様の聞き取り調査「歴史を伝える運動」に取り組んでいる青年会の金昌敏中央会長が、この間の調査を通じて明らかになった事実を元に、在日同胞社会の今後をどう生きるかなどを骨子とした講演が行われた。
今回のメイン企画とも言える母国の小学校訪問は、3校に分かれて全オリニと保護者が参加し、本国のオリニと一緒に工作を作り、民族遊戯などを楽しんだ。言葉は通じないながらも、身振り手振りで交流を深めた。
遊園地エバーランドでの一日を楽しみ、最後はキャンプファイヤーを囲んで、仲良くなった友達や母国との別れを惜しんだ。
(2001.08.29 民団新聞)
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