前衆院議長で防衛庁長官などを歴任した日韓議員連盟会長の伊藤宗一郎氏（いとう・そういちろう）衆院議員＝宮城４区、当選13回＝が４日午前、心不全のため東京都港区六本木７-17-27の自宅で死去。77歳。通夜は４日、葬儀は５日、同区南青山の青山葬儀所で執り行われ、韓国から金鍾泌韓日議員連盟会長、金守漢韓日親善協会中央会会長などが参列した。喪主は長男の信太郎（しんたろう）さん。

　宮城県中新田町生まれ。読売新聞の政治記者から農相などを務めた故河野一郎氏の秘書に転身。60年の総選挙で初当選。「東北のケネディ」を名乗った。

　その後旧三木派（現高村派）に属し、81年に第２次鈴木内閣で防衛庁長官で初入閣。96年11月に第69代衆院議長に就任。99年末の臨時国会で、衆院比例定数削減法案を議長裁定で継続審議とするなど、連立政権下での難しい国会運営に指導力を発揮した。

■■■■■■
白南妃氏（婦人会山形県本部常任顧問）

　かねてから病気療養中のところ10日午前、死去。73歳。自宅は山形市下条町３-２-１。通夜は11日に自宅で、告別式は12日午後２時より常念寺で執り行われる。喪主は夫の金尚坤氏。

　62年から婦人会山形県本部の総務、70年から副会長、78年から会長、96年から常任顧問を歴任し、同婦人会創立と財政確保に貢献した。

（2001.09.12　民団新聞）