韓国の人気漫画作品の単行本8巻が日本語に翻訳され、このほどタイガーブックス(吉成繁幸代表取締役)から発行された。8巻はいずれも韓国でヒットした作品。
同社は、韓国で少年・少女向け漫画の雑誌と単行本の刊行を中心に、女性雑誌や小説などの一般書籍も刊行している総合出版社・大明鍾の日本現地法人として創立され、韓国漫画の日本語版を一般書店で本格的に販売することになった。
作品は、性描写などの過激な内容で、韓国で話題になった20代作家、梁栄淳さんの「ヌードル・ヌード」、キーセンの悲哀を描いた金童話さんの「キーセン物語」、14世紀後半の中国元末期を舞台にした金ヘチャンさんの「飛天舞」をはじめ、子ども向け、少女漫画と多彩な内容だ。
韓国での発行部数は、「ヌードル…」が15万部、ほか7作品が10万部を記録している。また、元秀蓮さんの「フルハウス」は、台湾でも人気の高い作品だ。
吉成さんは、韓国の漫画について「技法や絵柄、物語りの作り方など、漫画に関わるレベルは日本の漫画と遜色ない」と評価している。
漫画やアニメについては世界でも最先進国と言われる日本で、韓国のヒット漫画がどこまで読者を楽しませてくれるか注目したい。
シリーズ名は「タイガーコミックス」。定価各600円(税別)。
問い合わせは、タイガーブックス(03-3811-0950)。
(2001.09.12 民団新聞)
|