【ソウル】外交通商部（外交部）は16日現在、米国での同時多発テロ事件と関連して生死が確認されていない韓国人（韓国系米国人含む）は16人であると発表した。また、ニューヨーク市内の病院に入院中の負傷者のうち14人が韓国人であることが判明しているほか、韓国人と推定される人も13人にのぼるもようだ。
しかし、ニューヨーク総領事館と韓国人会に行方不明者として申告された16人のほかにも、米マスコミの行方不明者ウェブサイトに上がっている名簿を検索したところ、韓国人と思われる行方不明者がさらに10人ほどいることが分かった。
韓国人会筋は「15日までにニューヨーク市当局に申告された行方不明者が約5500人に上っているだけに、韓国人行方不明者がさらに増えるものと見られる」と伝えた。
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テロの標的となったニューヨークの世界貿易センター周辺には韓国人同胞らの商店街が密集している。現地の総領事館、韓国人会など各団体は人員を総動員し、被害状況の把握に努めている。
同センタービルには東遠証券、ＬＧ証券、現代証券など国内の証券会社５社とＬＧ保険、韓国投資信託および地方自治団体国際化財団、京畿道投資誘致事務所、10の法律事務所などが入居。このうち旅客機突入地域と最も近い78階の京畿道投資誘致事務所の職員は最初の爆発直後無事避難し、現代証券、東源証券職員３人も素早く脱出したことが確認された。
またセンタービル南タワーに突入したユナイテッド航空（ＵＡ）の旅客機に搭乗した韓国人の女性教授とその夫、娘の死亡が確認された。
（2001.09.19 民団新聞）
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