民団新聞 MINDAN
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民団各地で同胞敬老会

年に一度のチャンチ♀yしむ



民謡のリズムに踊り出すハルモニたち
(東京・世田谷支部)

三重・桑名支部の敬老会は
日本市民も参加し大にぎわいだった

旧友再会に満面の笑み

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東京・世田谷では初開催

 敬老の日の15日を前後して各地民団などで開かれた敬老会には、同胞のお年寄りが集った。懐かしい顔を合わせて互いに「元気だったか」と声を掛け合うなど、1年に1度の楽しい一時を過ごした。

 東京では15、16の両日にかけて世田谷、北、足立の各支部で敬老会が開かれた。

 今回初めて開催に至った世田谷支部(朴昭男支団長)では70歳以上のお年寄り30余人を支部に招き、婦人会オモニの手料理や民謡、踊りでもてなした。

 同支部では7月に「敬老会」(趙且甲会長)を結成し、8月に温泉旅行を実施したばかり。その余韻も残ってか、駆けつけたお年寄り達は旅行中の四方山話で楽しんだ。

 朴支団長や駆けつけた民団東京本部の朱範植副団長らは、お年寄りが喜ぶ姿に目を細めていた。


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西東京・民謡にしみじみ

 民団西東京本部(李権団長)は15日、婦人会西東京本部(崔順禮会長)の用意した心づくしの韓国料理で75歳以上のお年寄り61人を慰労した。会場の同本部会館には民団本部・支部役員らも多数お祝いに駆けつけ、100人分用意した席が足りなくなるほど。

 出席者の最高齢者は満90歳の呉基文ハルモニ(調布市在住、民団中央本部顧問)。呉ハルモニは付き添いが必要だが、顔なじみとの久しぶりの再会を楽しみに参加したという。宴もたけなわになると、ステージでは故郷の民謡に合わせて踊りに興じるお年寄りも多くみられた。


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大阪八尾・最高齢は92歳

 【大阪】民団八尾支部(任龍鶴支団長)の敬老会が15日、70歳以上の高齢者百余人が参加して同支部で開かれ、音楽に合わせ歌って踊って楽しいひとときを過ごした。

 ハラボジ、ハルモニやお祝いに駆けつけた金清正民団大阪本部副団長、朴載吉同支部常任顧問ら多数の来賓を前に、任団長は「先輩たちのご苦労があってこそ今の民団があります。今日は心ゆくまで楽しんで下さい」とあいさつし、最高齢者の鄭甲洛氏(92)に記念品を手渡した。

 また同日、大阪府下で布施、北河内、北大阪の各支部やパークホテル(東大阪南支部)においても敬老会が盛大に開かれた。


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川崎・焼き肉で祝杯

 【神奈川】川崎市川崎区内の焼肉レストラン「西の屋」で13日、民団川崎支部(鄭在龍団長)などにより開かれた敬老祝賀会には、75歳以上の同胞高齢者ら約80人が参加した。参加者は、焼肉をはじめ準備された各種料理に舌鼓を打ちながら歓談、歌と踊りを披露するなどして楽しいひとときをすごした。

 祝賀会は川崎韓国商工会議所、婦人会川崎支部、青年会川崎支部が共催。民団神奈川県本部から張豊翼副団長が出席し、同胞高齢者を激励した。


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三重桑名・日本市民も参加

 【三重】民団三重・桑名支部(殷鍾秀支団長)でも9日、同支部会館で敬老会を開いた。今年は、新会館3周年を記念して同胞のお年寄りばかりでなく町内の日本のお年寄り20人(合計55人)の敬老者を招待し、婦人会(李和子会長)手作りの韓国家庭料理を楽しんだ。友情出演の韓日の歌手による歌謡ショーで韓日のお年寄りの交流と親睦を深めた。

 町内の自治会長や桑名国際文化交流委員会会長、元市議会議長、民団三重県本部団長らも参席するなど異色の敬老会となった。


(2001.09.19 民団新聞)



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