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◆「韓国映画、良くなった」94%

 韓国の成人の半数は、ここ1年の間に映画館やビデオ、DVDなどで韓国映画を見たことがあり、「韓国映画の水準が3〜4年前に比べて高くなった」という答えが回答者の94・2%に達することが分かった。

 世論調査専門機関エムサーベイが、このほど「朝鮮日報」とともに韓国の5つの移動通信を利用している全国の20歳以上の男女801人を対象に携帯電話アンケート調査を実施した結果、ここ1年の間に映画館に行って映画を見たことがあると答えた人が40・4%におよんだ。98年に韓国ギャラップが調査した時、映画館で映画を観覧した成人が31・7%だったことと比べれば、映画館を訪れる人の数自体が大幅に増えたことになる。


◆映画『チング』の観客は818万人

 今月7日に公開された韓国映画「武士」は、金・土・日曜日の4日間ソウルだけで23万1571人の観客を集めた。これまでの記録は今年の6月1日に公開された米国映画「パールハーバー」で、4日間で23万9700人を動員した。記録更新には8000人足りなかったが、新学期の始まる時期、映画にとってのオフシーズンであることを考慮するとかなりの成績である。

 3月末に封切られた「チング(友だち)」は全国で818万人を超える観客を動員し、7月末までロードショーされた。韓国銀行は「友達」が韓国経済におよぼした波及効果は1522億ウォンに達すると評価した。


◆平均寿命、70年間で42年延びる

 韓国人の平均寿命が、70年前に比べて42年も延びている。仁荷大学数学統計学部の具滋興教授は、統計庁資料室で見つかった日本帝国時代の生命表を分析比較した結果、このようなことが分かったと数学史学会誌に公開した。この生命表は、当時の京城大学医学部予防医学教室の水島春男教授が、朝鮮総督府の人口および死亡申告資料を分析して作成したもの。同生命表によると、1926〜30年の韓国人の平均寿命は、男性32・4歳、女性35・1歳(平均33・7歳)だった。99年の韓国人男性の平均寿命が71・1歳、女性79・2歳(平均75・6歳)であることから、約70年間で韓国人の寿命は42年延長されたことになる。


◆サラリーマン、年22万ウォン減税

 サラリーマンに課せられる来年の年間税金は今年に比べ1人当たり平均約22万ウォン(15%)減り、自営業者らの税金も1人当たり平均約37万ウォン(12%)軽減される。企業に対する税金も減るが個人よりは減税幅が小さい。財政経済部は、このほど政府・与党協議と税制発展審議委員会を開き、総合所得税率の引下げなどを柱とする「来年度税制改編案」を発表した。政府は現在の所得額の10〜40%である総合所得税率を9〜36%へと10%(税金引下幅基準)引き下げた。


◆初の民間タバコ、売り上げ好調

 韓国タバコ人蔘公社のタバコ製造独占権が廃止された直後、初の民間タバコ「イフ(if)」を市場に発表したクガン物産(資本金3億ウォン)は発売から1カ月にして売上30億ウォンを記録した。「イフ」はタバコ専門ベンチャーのクガン物産が独自の技術を用い、中国でOEM(相手先ブランドによる生産)方式で生産し国内に搬入している製品。1箱2000ウォンと高価だが、韓国タバコ人蔘公社と外国のタバコ会社が競合する韓国のタバコ市場で旋風を巻き起こしている。国内タバコ市場の売上規模(月平均4000億ウォン)と比較するとまだわずかだが、販売網もほとんどなく、広告も打たなかった点を考えると、かなりの成功と業界専門家は評価している。



(2001.09.19 民団新聞)




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