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韓国観光ニュース

秋の韓国行事特集



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充実のイベント各地方で民族色豊かに開催

 「韓国訪問の年」を迎えた韓国では、今年1月から8月までの日本からの訪韓観光客数が168万4829人(前年比5・8%増)を記録している。韓国観光公社は、この間の小泉純一郎首相の靖国参拝問題や歴史教科書問題、そして米国テロ事件の影響によって、訪韓客が多少の減少傾向にあると話すが、先月27日から金大中大統領が出演し、韓国への旅行を呼びかけるCMを日本のテレビ局で放映している。秋の行楽シーズンを迎え、韓国の至るところで開催されている多彩なイベント。一味違った韓国の旅を満喫できる絶好の機会でもある。


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安東国際仮面劇フェスティバル

安東国際仮面劇
フェスティバル

 慶尚北道安東市一円(洛東江辺祝祭場、河回村ほか)で開催される同フェスティバルは、タルチュムを素材にした祭りで、国内外のタルチュムが比較、観覧できる。

 安東は河回別神グッタルノリ、船遊ジュルブルノリの里である河回マウルがあるところ。

 国内外19の仮面劇団および8つの人形劇団が参加する同フェスティバルの主要イベントには、河回マウルで開かれているタルチュム公演、船遊ジュルブルノリ、安東市江辺フェスティバルで行われるタルチュム講座、世界の仮面および創作仮面展示、人形劇祭、伝統民俗公演などが行われる。

 また、これとは別に河回村伝授会館で毎週土・日曜日の午後3時から、河回別神グッタルノリ定期公演が行われる。

■期間=5日〜14日

■交通=清凉里駅から安東行き列車で約4時間。または東ソウル総合ターミナルから安東行きバスで約3時間50分。安東市外バスターミナルから安東市江辺フェスティバル会場までは徒歩約10分。河回マウルまでバスで約50分。


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忠州世界伝統武術祭り

迫力満点の忠州世界
伝統武術祭り

 テッキョン(韓国の伝統武術)の本場、忠州で開催される祭り。毎年、世界の武術団体が集まり、大々的な祭りが繰り広げられる。

 今年は、忠州室内体育館を中心に開催され、テッキョン、合気道、剣礼道、禅武道、海東剣道のほか、モンゴル・レスリング、インドのガトカ、中国の上海武術、スーダンのヌバなど総25カ国40余りの団体が参加する。

 また、観光客が武術家から直接武術を学べる「武術体験場」も運営される。このほか、「武術試演」「伝統武器特別展」「観覧およびテッキョン体験」なども実施される。

■期間=9日〜15日

■交通=鉄道:ソウル↓河東(1日2回、6時間所要)、釜山↓河洞(1日4回、3時間所要)、木浦、光州、河洞路線も運行。バス:ソウル(南部ターミナル)↓河洞(5時間所要)/釜山、晋州、求礼、順天、双渓寺運行。


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百済文化祭

 忠清南道公州市内、山成公園内で開催される「百済文化祭」。百済文化の復興を目指す忠清南道最大の行事として位置づけられている。同祭では、詳細な時代考証によって再現した仮装行列や多彩なイベントを開催する。

■期間=11日〜14日


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光州キムチ祭り

光州キムチ祭りでの
キムチ漬け体験

 光州広域市立民俗博物館一帯で開催される同祭は毎年、料理コンテストや体験コーナーなど、盛りだくさんのイベントが催される。

 期間中のメーンイベントでは、観光客を対象にしたキムチ漬けコンテスト、キムチ料理コンテスト、韓国伝統音楽および民俗ノリ(遊戯)パフォーマンス、光州市立劇団の公演、伝統韓服のファッションショーなどが行われる。また、イベント会場に設けられた食べ物市場で南道料理を味わえるほか、光州市民民俗博物館で実物が展示された全国のキムチ料理や、キムチの歴史、効能などを知ることができる。

■期間=17日〜21日

■交通=ソウル駅から列車で4時間。ソウル高速バスターミナルからバスで約4時間、光州下車。光州駅からは1、16、19、26、101番市内バス、バスターミナルからは23、25番バスで光州市立民俗博物館下車。

 フェスティバル期間中は、空港や駅、バスターミナルからイベント会場までシャトルバスが運行される。


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世界飲食文化祭り

 味の本場で名高い全羅南道。同地で毎年、開催されているのが光州キムチ祭りと南道食フェスティバル。

 光州は伝統キムチの本場として有名な場所。キムチの優秀性は国内外に広く知れ渡り、全羅南道各市・道では本場特有の土俗的な味を継承・発展させてきた。「の年」を迎え、韓国の食べ物の代表格の南道食をはじめとして、全国の味と世界の食をその場で味わうことができる。

 【主要行事内容】光州広域市=展示行事:ウリキムチ、外国キムチ、キムチ容器、薬味、塩辛、応用の料理、キムチ漬けコンテスト、公演行事、伝統民俗公演、キムチ歌謡祭、伝統衣装ファッションンショーほか。

 全羅南道楽安邑城=伝統食および開発食の500余種展示、全南市・郡の代表食販売場運営ほか。

■期間=18日〜22日


 このほかにも、「線を超えて合へ」をテーマに、世界21カ国から83人の書芸家が出展する「世界書芸全北ビエンナーレ」が6日〜11月5日まで、韓国ソリ文化の殿堂(全州)などで開催。

 11月23日〜25日まで、慶尚南道昌原国際自動車競技場で「インターナショナルF―3コリアスーパープリックス」も開かれる。

 イベントに関する問い合わせは、韓国観光公社(03-3580-3941)まで。

(2001.10.03 民団新聞)



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