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韓国国体10日に忠南で開幕

在日同胞、今年は7種目出場



柔道、水泳、射撃、剣道など
本国・海外同胞と技量競い交流・理解を深める機会に

 忠清南道で天安市を中心にして10日から16日まで第82回全国体育大会が開かれる。在日大韓体育会(許寧太会長)では同大会に109人からなる在日同胞選手団を派遣する。今年は柔道、水泳、射撃、剣道など7種目に出場、本国同胞および海外同胞と技量を競い友情を深める。在日の若い選手にとっては、スポーツを通じて本国を知り、各地同胞との交流と理解を増進する機会になるものと期待されている。


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在日同胞選手団は総勢109人

 在日大韓体育会では、在日同胞青少年の健全育成と優秀体育選手発掘育成を目的に、49年10月にソウルで開かれた第30回全国体育大会に役員3人が参加したのに続き、「6・25韓国戦争(朝鮮戦争)」休戦後の53年10月の第34回大会に選手団(25人。サッカー1種目)を派遣して以来、民団や同胞経済人有志の支援を得て継続選手団を派遣している。

 在日同胞社会が1世、2世中心から、3世、4世中心に世代交代が進むにしたがい、韓国を知らない若い世代にスポーツを通じて、母国に親しみ、理解を増進する機会になればとの願いから、若い同胞選手を積極的に発掘、選手団を構成して韓国国体に派遣してきた。

 今回は、国内種目で柔道と水泳に将来の国家代表候補として有望な高校生、大学生10人を選抜したという。射撃、剣道も在日選手団のレベルは高く、国内種目に参加。ボウリング、テニス、ゴルフは海外同胞種目に参加する。今大会には、在日同胞のほかに、米国、ドイツ、カナダ、香港、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、グアム、ニュージーランド、サイパン在住同胞が参加する予定だ。在日同胞選手団は、海外同胞部門では昨年まで3年連続総合優勝している。

 ただ、毎年人気を呼んでいた海外同胞部門のサッカーは昨年、豪州、米国などの没収試合などを原因に大会側が今年の実施を見送った。

 在日同胞選手団は、8日に現地入りし、9日に結団式を持ち、10日の天安綜合運動場での開会式に臨む。「共にゆこう忠南に!再び翔よう、世界に!」を主題とした大会の競技は11日から開始される。「和合、文化、経済、環境体典」を標語とする今国体の総競技種目は40で、2万1990人(選手1万7085人、役員4905人)が参加、個人および団体競技で力と技を競う。

(2001.10.03 民団新聞)



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