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京義線、51年ぶりに運行

韓国側のミンサン〜臨津江駅



 【ソウル】南北軍事境界線を挟んで分断されている鉄道・京義線(ソウルー新義州)の韓国側、ミンサンー臨津江間の6`が、秋夕(旧歴の8月15日)連休の初日である9月30日に開通し、51年ぶりに列車の運行が開始された。

 臨津江駅は軍事境界線から約6`の民間人出入り統制線直前に新設された。同駅までの列車は平日5回、休日には9回運行される。10月中には臨津江駅と非武装地帯(DMZ)間近の都羅山駅間の約4`も開通の予定である。

 京義線は南北分断により、韓国側12`、北韓側8`の計20`が断絶された。昨年12月の第1回南北長官(閣僚)級会談で、復旧に合意。韓国側は同年9月18日に着工、今年9月には南北間再連結が完了すると期待していた。しかし、北韓側は、今年に入り工事を中断しており、どの程度進捗しているのかも定かでない。

 9カ月ぶりに先月開かれた南北長官級会談(第5回。9月15〜18日)では、京義線の南北連結について、DMZ内の工事要領を定めた「合意書」が発効次第着工して、できるだけ速やかに開通させることに合意。今月23日から26日まで開かれる第2回南北経済協力推進委員会で協議することになっている。だが、年内再連結は不可能視されている。

(2001.10.03 民団新聞)



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