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従軍慰安婦を慰霊

大阪・大東市で民団と総連



「第2回顕彰の集い」

 【大阪】日本人有志の手で20年以上も前に建てられ、今では大阪・大東市の地元住民でさえその存在を忘れがちな「従軍慰安婦」慰霊碑に光をあてようと、昨年に引き続き「第2回顕彰の集い」(同実行委主催)が7日、民団大東支部の薜文教支団長はじめ総連城東支部の金起鎬同胞生活部長ら在日同胞、日本人市民80余人が出席して慰霊碑前で開かれた。

 薜団長は「不幸な過去を忘れてはならない。しかしW杯が成功すれば韓日は、ずっと近くて近い国になる。この碑を顕彰することで大東から平和のメッセージをおくりたい」と熱く語った。

 同碑の施主(89年に死去)は中国東北部で日本陸軍に召集された時のことを振り返り、周囲の人に「日本は大変ひどいことをした。少女たちがかわいそうで胸が痛む」と語っていたという。

 慰霊碑は施主亡きあとも遺族が管理している。碑の表面には「大東亜戦没日韓看護婦慰霊の碑」、裏面には「戦没朝鮮処女女子挺身隊7万余人などの尊き英霊を祭るために建立す」といった趣旨がしたたらめられている。

(2001.10.17 民団新聞)



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