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在日同胞21世紀委員会

12月に神戸で「第2回フォーラム」



写真は9月に東京で行われた
第1回未来フォーラム

研究成果′沛リへ
基調報告と意見交換・映像発表も

 在日同胞21世紀委員会(金敬得代表)は来る12月2日、神戸市内で「第2回未来フォーラム」を開催する。これは昨年9月に民団の専門委員会として発足した同委員会が、約1年の活動期間を経て、これまでの研究成果を検証しようとするもので、第1回(9月・東京)に続いて開かれるもの。21世紀委では兵庫県内の同胞はもちろん、近隣の民団幹部・団員の参加を広く呼びかけている。


◆テーマ=在日のくらしと人・文化づくり

 第2回未来フォーラムのテーマは「在日のくらしと人・文化づくり」で21世紀委の6部会中、「くらしづくり部会」(李清一部会長・イカイノ保育園園長)と「人・文化づくり部会」(李明部会長・京都韓国学校校監)の二つが中心となる。

 「くらしづくり部会」は、在日同胞の生活研究を目的として設置された部会として、在日社会でも深刻な現象となりつつある少子高齢化や核家族化の現実を視野に置きながら、同胞の世代・地域別価値観と指向性の差異、ライフスタイルとライフサイクルの変化を探っている。

 同部会の会合では、現場視察を兼ねる方針が貫かれ、大阪泉北支部のムグンファハウス(デイハウス)、川崎市ふれあい館、在日韓国基督教会館(KCC)を訪問して来た。また、李節子委員(東京女子医大助教授)の資料提供と全面協力による冊子「在日外国人の人口動態『韓国・朝鮮』」が反響を呼んだのも記憶に新しい。

 一方、「人・文化づくり部会」は、民族教育と文化を研究するセクションとして、学校教育と社会教育の現状、在日同胞にとっての民族教育の在り方と意味、あわせて全国各地の在日同胞の文化活動の実態と課題を探りながら、21世紀の在日同胞像、つまり人づくり・文化づくりへの夢を語ろうとする部会。

 これまでの会合では、民族学校・学園との有機的関係づくりを始めとした、民団事業全体を民族教育事業として見直そうとする提言や、在日文化史の整理と広報、「在日文化賞」や「在日百年フェスティバル」の企画などが検討されている。

 今回のフォーラムは、基調報告とパネル・ディスカッションを通じた意見交換形式で進めれるが、「人・文化づくり部会」の一員でもある呉徳洙監督による映像発表も予定されており、前回以上の注目を集めそうだ。

 会場は兵庫県民会館・パルテホール(神戸市中央区下山手通4-16-3)。参加制約のないオープン・フォーラムだが、会場・資料費500円が必要である。

 問い合わせは、在日同胞21世紀委員会(電話03-3456-0307/民団中央本部総務局気付)まで。

 なお、FAX(03-3454-4614)とEメール(soumu@mindan.org)による意見・要望を事前に受け付けている。

(2001.11.14 民団新聞)



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