民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
在日同胞の渡日史や韓国文化おしえて

地元中学生が民団桑名支部訪問



人権教育の一環
民団幹部が講師役

 【三重】桑名市立明正中学校2年生27人が9日、民団三重・桑名支部(殷鍾秀団長)を訪れ、在日同胞の渡日史や韓国の文化、風習について学んだ。

 同校の要請により人権学習の一環として行われたもので、殷団長が韓半島の地理及び在日の渡航史や差別問題などについて講義した。また、李和子婦人会同支部会長からチマ・チョゴリの説明や試着も人気を呼んだ。

 社会科教師の胡子清子さんは「いかなる差別についても自分の頭でしっかり考え、無くしていこうという行動力を身につけさせたい」と訪問学習の意義を語った。同支部での一日授業は、3年前に陽和中学校教師らが支部を訪れ要請したのが始まりで、その後陽和中学が3回、成徳中学が1回訪問学習を行った。

 先月19日に同支部を訪問した陽和中学3年生60人は、参政権や外登法など6班に分かれてテーマ別学習を行い、同支部団長ほか姜晴祥、車正博両副団長、孫昌煥議長、金徳俊宣伝副課長、姜勝熈三重本部団長の5人が一日講師として参加した。

 殷団長は「新しい時代に入ったと実感する。民団が直接、日本人生徒を指導するなんて昔は考えられないこと。今後も要請があれば歴史を正しく認識してもらうために頑張りたい」と意気込みを語った。

(2001.11.14 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ


民団に対するお問い合わせはこちらへ