民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
韓国をより身近に・異文化交流授業

在日3世講師に茅ヶ崎市立萩園中学で



萩園中での異文化交流授業

 【神奈川】茅ヶ崎市立萩園中学校(附田雅史校長、525人)では7日、異文化に親しむ授業の一環として、昨年に続きアメリカと韓国を取りあげた。韓国を選択した1年生は約35人で、韓国民話や簡単なあいさつ言葉、民族衣装の着付けなどに挑戦した。

 講師は市内に住む在日3世の金泰子さんと韓国出身の玉吉順さんらで、今年もチマチョゴリ姿で登場。金さんらは小学校3年の国語の教科書に取りあげられている民話「3年とうげ」を紹介したり、挿し絵に描かれているチャンゴの実物を生徒らに触れさせた。

 玉さんは異文化に積極的に関わることで世界が広がることを自らの体験を通じて示した。生徒らは即席でハングルを覚え、自分の名前を書く体験もした。スポーツ界で活躍する在日同胞が多いことも知り、韓国との距離を縮めたようだった。


■□■□■□
アジア5ヵ国の文化を体験
茅ヶ崎市立円蔵中

 「自らの生き方を考え、行動できる生徒の育成」を研究テーマに、茅ヶ崎市教育委員会から推薦されている円蔵中学校(山崎純一校長、423人)では8日、1998年からの研究成果を公開学習などで発表した。

 「国際理解教育」では、1年生の生徒らがそれぞれ韓国、中国、インドネシア、フィリピン、ブラジルなど5カ国の踊り体験を通じて、各国の文化や生活習慣を学んだ。

 韓国舞踊を担当したのは、市内在住の李順義さん。色鮮やかな扇などを使って、腕や肩の使い方、歩き方を教えた。男子生徒は終始照れくさそうな表情だったが、扇を開く格好が決まると、まんざらでもない表情を浮かべていた。

(2001.11.14 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ


民団に対するお問い合わせはこちらへ