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2002W杯組み合け
韓国、またも優勝候補と同組

ポルトガル・ポーランド・米国



 【ソウル】2002年韓日共催ワールドカップ(W杯)サッカー本大会の1次リーグD組の韓国(シード国)の対戦国はポーランド、米国、ポルトガル。

 12月1日釜山展示コンベンションセンター(BEXCO)で行われた2002年ワールドカップ(W杯)本大会組み合わせ抽選会で韓国は強豪のポルトガル、ポーランド、米国と対戦することになった。韓国の初戦は2002年6月4日、釜山でポーランドと対戦、第2戦は6月10日に大邱で米国と、第3戦は6月14日、仁川でポルトガルと対戦する。

 一方、日本は欧州の中でもレベルが低いと言われるベルギー、ロシアのほかチアフリカ勢のチュニジアと対戦することになった。

 また、韓国会場には前回優勝国のフランスのほか、ブラジルとスペインが、日本会場にはドイツ、イングランド、イタリア、アルゼンチンが組まれた。


◆韓国、またも優勝候補と激突

 韓国はまたも優勝候補と激突することになった。86年メキシコ大会ではアルゼンチン、イタリア、90年イタリア大会ではスペイン、94年アメリカ大会ではドイツ、スペイン、98年フランス大会ではオランダと、つねに優勝候補チームと同組になっている。

 ポルトガルは第1シードから外れたとはいえフランス、アルゼンチン、イングランドなどとともに優勝候補4チームのひとつ。予選ではオランダと同組の中で堂々の1位通過。ポーランドも欧州予選を1位で勝ち抜いたチーム。開催国として「W杯初勝利」と「決勝トーナメント進出」を悲願としている韓国としては厳しい組となった。


◆ポルトガル2連勝なら韓国にチャンス

 ただ、ずば抜けた実力を誇るポルトガルとの対戦は3戦目。1、2戦で韓国がポーランド、米国に1勝1分けの状態で、ポルトガルが2勝し予選通過決定なら、韓国との予選最終試合でポルトガルは力を抑える可能性もあり、引き分けか、勝利のチャンスはある。

 FIFAランキングはポルトガル4位、米国20位、ポーランド33位、韓国43位。

 韓国代表・ヒディンク監督は「同じ組に編成された欧州2チームにの詳細な情報を持っている。相手が決まった以上、より具体的な対応策を練る」と語り、決勝トーナメント進出の自信をのぞかせた。

 一方、H組でシードされている共同開催国の日本の対戦相手は、86年大会ベスト8のベルギー、9度出場のロシア、アフリカから2大会連続出場のチュニジア。FIFAランキングはベルギー20位、ロシア22位、チュニジア28位、日本35位。マスコミは日本にとって「やりやすい組」と楽観しているが、逆にずば抜けたチームがないだけに、各チームが全試合全力投球の戦いになる可能性があり、「ドングリの背比べ」状態になる可能性もあり、得失点差が運命を分けることになりそうだ。

 本大会には32カ国が出場。1次リーグは4チームずつ8組に分かれて行い、各上位2チームが決勝トーナメントに進む。

 来年5月31日にソウル上岩W杯競技場で行われる開幕戦で前大会優勝チームのフランスと対戦する相手は、アフリカのセネガルに決まった。


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抽選会に金・民団中央団長ら参加

 なお、全世界60カ国に生中継されたこの日の抽選会には、金宰淑・民団中央本部団長をはじめ、日本の開催10都市地方本部団長、W杯後援会、体育会の代表ら10人が韓日両組織委員会の代表団と共に参席し、抽選の行方を見守った。

(2001.12.05 民団新聞)



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